【レビュー】アンダーアーマー HOVR(ホバー)ファントム、安定感のランニングシューズ

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UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)から発売されているランニングシューズ「UA ホバーファントム」を購入したので、少し履いてみてのレビューしてみます。

HOVR(ホバー)といえば最近出てきたアンダーアーマーのクッショニングシステムで、現在は「ホバーファントム」と、スピードに特化した「ホバーソニック」2種類のシューズがあります。その中でも、今回購入したのはホバーファントムの方です。

最近はクッショニングのシステムでNike React(ナイキ・リアクト)やAdidas Ultraboost(アディダス・ウルトラブースト)なんかがありますが、クッショニングシステムだけで考えるとHOVRも良いので、その辺りを中心にみていきます。

UA ホバーファントム レビュー

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UA HOVR PHANTOMは、アンダーアーマーから発売されたランニングシューズ。価格は前後しますが記事を書いている時点では1万5,000円程度で購入できるシューズで、各社の代表するようなクッションニングシステムを搭載しているモデルの中では高過ぎず、安すぎる訳でもなく、という製品です。

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やはり注目はクッションの「HOVR(ホバー)」で、あとで少し詳しく説明しますが、クッションコアにメッシュを被せた「エナジーウェブ」という構造を利用しており、実際に履いてみても高いクッション性を感じます。シューズのメインポイントとしてはおそらくここでしょう。

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ちなみに今回のUAホバー ファントムは、公式サイトのチャートを見るとサブ4.0(5ʼ40/km)〜5.0(7ʼ00/km)がおすすめのようです。

本体カラーは赤を選択しましたが、黒や白基調など、たくさんの色がリリースされています。

HOVR(ホバー)クッショニング・システムとは

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少し「HOVR(ホバー)」についても紹介。

ホバーはアンダーアーマーのシューズのいくつかに搭載されているクッショニングシステムで、ランニングシューズではホバーファントム、ホバーソニックに採用されています。

ソフトフォームのクッションコアに、メッシュ素材を被せたEnegry Web(エナジーウェブ)という構造。この構造がクッション性を持ちながらも高反発を実現する重要な部分です(と、少なくともアンダーアーマーは言っています)。まあ単純に言うと、フォームクッションにメッシュを被せてUA HOVRクッショニングだそうです。

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コアのUA HOVRフォームはかかと部分、横や底から目視できるようになっています。クッションニング・システムはDow Chemical社(現在は合併したはず)との提携で開発されたそうですが、他の有名ブランドでもアウトソールやクッションニングシステムを他社と協力して開発していることが多かったりするので、不思議なことではありません。

…フォームタイプのクッションを採用したランニングシューズというとその構造はシンプルなものが多いですが、UA HOVR PHANTOMはクッショニングのコアが中にあり、それを別のフォーム素材が包み込んでいるので、UA HOVRの構造はみているだけで面白いです。

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ランニング時の感触として、UA HOVRはクッション・コアを包み込むように層がいくつかあるせいか、様々な位置で踏み込んだ時の安定感や反発の心地よさはReactやUltraboostの方が良いかもしれません。

ただしホバーファントムはインソールが一体型であったり、そもそも装着感も異なったりするので、どちらのクッションが良いかというのは単純には判断できなかったりします。走った感覚ではランニングシューズのメインストリームに食い込んで来そうな良いクッションなので、とりあえず試してみると良いと思いますね。

サイズ・装着感・フィット感

同じサイズでナイキ・オデッセイ・リアクトやアディダス・ウルトラブースト・クライマと比較してみましたが、UA HOVR PHANTOMが一番きつく感じます。

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まずは足幅/甲高が少し狭め。ランニング用ならこれくらいのフィット感で良い場合もありますが、カジュアルに普段利用するなら指の動かせる範囲が狭く感じたので、ランニング以外にも長時間履くなら別のシューズを選ぶと良いかもです。甲から親指の付け根にかけての凸凹繊維は伸縮性がありますが、つま先と小指側の素材はあまり伸縮性がないので、それが理由かもしれません。

アンダーアーマーの公式サイトにも

従来品よりもサイズが小さめに作られております。 サイズをお選びの際はワンサイズ(0.5cm~)アップをご検討ください。

と注意書きがあるので、1つ大きめのサイズを試してみると良いと思います。

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アッパーの伸縮性ニットも少しラフな肌触りで、現在は足首まである靴下を履いて使っています。どの部分も耐久性は高そうですが、くるぶし下までのソックスを履くと当たるので、気になる方は気になりそうな感じ。

大型のヒールカウンターがかかとに搭載されているので、踏み込みは別の話として、シューズ自体の安定感は良いです。全体的には快適なシューズなので、ワンサイズ大きくして指周りの自由度が増せば普段履きにできそうな気もしてきます。紐を閉めずともびっしりとしたフィット感なので、日常利用を考えているならシューレースを外すのもありかもしれません。

アウトソールのグリップ・耐久性

アウトソールは底全面がラバー素材となっているので、室内の利用にも良く、雨が降った時でも問題ありませんでした。またコアのクッションシステムは底に付かずにすり減らないような構造になっているので、ナイキ・リアクトのようなある程度むき出しになっているようなフォームソールの構造と比較すると、耐久性の面でも安心できます。

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Ultraboostの多くのモデルでもContinentalラバーが使われていたりしますが、耐久性だけを考えれば(剥がれなければ)全面ラバーのほうが筆者としても好きですね。

UNDER ARMOUR HOVR PHANTOM 所感

デザイン・価格・クッション・反発性・耐久性のバランスが取れたランニングシューズです。

全方面での利用を考えると個人的にはまだUltraboostを超えるシューズが登場していないのであれですが、そもそも足型や感触も人によって感じ方は変わるでしょうし、ランニングシューズのメインストリームにくいこむ製品かと。

…UAホバーが登場したのは最近なので、製品のバリエーションが少ないのは事実。これから製品が増えていけば、他社競合の1角として存在感を発揮しそうです。