【レビュー】Tin HiFi T4、CNTドライバー搭載イヤフォン

tin-hifi-t4-review-1イヤホン・ヘッドフォン

TinHiFiブランドから発売の「Tin HiFi T4」を購入したのでレビュー。ダイナミックドライバー1発のシンプルな構成のモデルですが、カーボンナノチューブ振動版を採用しているのが特徴。

1万円クラスの1DDイヤフォンとしては高解像度でバランスの取れた音質に感じるものの、1万円以下で個人的にもっと良いと感じるイヤホンもいくつかあるので、メモしておきます。

スポンサーリンク

Tin HiFi T4 レビュー

Tin HiFiといえば1万円前後のエントリー向けイヤホンや、少し上の価格帯で平面駆動ドライバー搭載のイヤホンも開発していたりしますが、今回レビューするのはカーボンナノチューブ採用のダイナミックドライバーを搭載した「Tin HiFi T4」です。

tin-hifi-t4-review-1

筐体デザインはT2シリーズと似ていますが、T4はスピン加工が施されており、また光沢のあるアルミ筐体で、イヤホンとしては映える外観かと。端子にはMMCXを採用しており、イヤフォン本体側に左右で色付けされています。

tin-hifi-t4-review-2

銀メッキケーブルが標準付属しています。プレイヤー接続側はストレートタイプの3.5㎜プラグで、取り回しも一般的なMMCXケーブルといった印象ですが、数か月使用でケーブル変色が激しかったので、保管には少し気を使ったほうが良いかもしれません。

tin-hifi-t4-review-3

(綺麗なシルバーカラーのケーブルでしたが、数か月で変色)

注目は搭載のダイナミックドライバー。10㎜径でカーボンナノチューブ素材を採用しています。CNT採用のダイナミックドライバー製品というのはイヤホン、ヘッドフォン両方で採用歴のある素材ですね。

tin-hifi-t4-review-4

1万円台のダイナミックドライバー1発というとどうしても低価格でダイナミック型の悪いところ、解像度の足りなさやレスポンスの悪さといったところが目立ちがちですが、Tin HiFi T4は価格に対してダイナミックドライバーとしてのレスポンスは悪くないです。

ただし印象としては全体的にウォームな傾向にあり、ボーカルのプレゼンス、十分な低域量、刺さらない高域でチューニングとしては聞き疲れしないサウンドで、1万円クラスのDDイヤホンとしては解像度を保っている点が良いところかと。

ただそのウォームな傾向から解像感、分離感といった点ではほぼ半額で買えるKZ × Crinacle CRN (ZEX Pro)のほうが良いと感じましたし、2万円クラスのMoondrop Katoと比較するとパッドを一枚挟んでいるのかと思うレベルの解像感の違いがあるので、他のイヤホンと比較すると、例え1万円という価格であっても購入する魅力をあまり感じない範疇に収まっている気がしました。

個人的には予算が許せば1万円プラスしても(高域が極稀に刺さる部分を許容できれば)Moondrop Katoをお勧めします。