【レビュー】Massdrop × HiFiMAN HE4XX 平面駆動型ヘッドフォン

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今回はMassdropから購入した「Massdrop × HiFiMAN HE4XX」 をレビューしてみたいと思います。

HiFiMANといえば中国に本拠があるので中華ブランドという括りにはなりますが、高額なハイエンドヘッドフォン・イヤホンから、手の出しやすい価格の平面駆動型ヘッドフォンまで割と幅広く取り扱っている オーディオメーカーです。

今回レビューする「Massdrop × HiFiMAN HE4XX」は文字通りMassdropコラボのヘッドフォンなのですが、平面駆動型のドライバーを採用しながら169米ドル程度で購入できる安さが注目、という位置付けかと思います。

平面駆動で200ドル以下、かつモバイル端末でも鳴らしやすいというスペックも面白い製品なのですが、しばらく使って見たので感想などをメモしておきます。

Massdrop HiFiMAN HE4XX 平面駆動型ヘッドホン レビュー

今回レビューするのはMassdropのコラボレーションから登場したHiFiMAN HE4XXという、平面駆動型ドライバーを搭載したヘッドフォンです。最近AKG 7XXをMassdropから購入してそんなに期間も空いていないのですが、何しろオーディオ関連の製品は面白いものが多くてついつい買ってしまいますね。しかも安いです。(日本へは、商品に寄って配送手数料がプラスでかかるのはちょっと悲しいのですが)

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HE4XXなので、HiFiMANのヘッドフォンの中でも400シリーズをベースに開発されたオリジナルモデル(なはず)ですが、この価格で平面駆動型のヘッドフォンが手に入るというのが大きなポイントかと思います。

ヘッドフォン側の端子はLR両出し、そこから伸びて3.5mm端子へのケーブルへ繋がります。ヘッドフォン自体はオープンバック、つまり開放型です。フィット感を調整するスライダーは少し固めですが、ずれるよりはこれくらい硬くフィットしてくれた方がましでしょう。

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イヤーパッドは厚めのものが採用されており、筆者の頭はそこそこ横に大きめですが、HiFiMAN HE4XXなら側圧がある程度あるので首を動かしてもずれないのは強みかと思います。側圧はあるのですがイヤーパッドが厚めでフィット感も良いので、窮屈な感じもありません。 快適な理由の1つに、耳にあたる部分はベロアっぽい素材が採用されているというのが可能性としてはありそうです。夏場でもエアコンが効いている部屋ではヘッドフォンを使うこともありますが、少し汗をかいたくらいではべたつきもなく、個人的にはエラスティックバンドで自動調節のAKG 7XXより装着感はしっかりしていて好きかな、という印象です。

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皮っぽい見た目のヘッドバンドにはシボ加工が施されており、デザインも割と好みです。変な話Massdropコラボの業務用ぽいデザインに少し華があるというか、このカラーリングがMassdropの良さだったりはするのですが。頭部にあたる部分には少しクッション素材が入っています。

平面駆動型のドライバーについて

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平面型の振動板が内蔵されているそうです。

HiFiMAN HE4XXには平面駆動のドライバーが左右に搭載されています。HE4XXが面白いのが平面駆動でありながら能率が高く、モバイル端末やポータブル・オーディオ向けにも使いやすい、という触れ込みです。実際にSAMSUNG Galaxy Note8やiPhone X、MAcbook Pro直挿し、AStell & Kern AK70で聴いてみても、音量は十分取れるくらいでした(最近MEZE 90 Classicsを購入。90 Classics的なモバイルユースを想定した製品と比較すると少し音量はとりづらいとも感じますが、それでもHE4XXはスマホでも音量は十分なくらいです)。ケーブル長は短いので、意外と持ち運んで使って欲しいのかな、なんて思ったりもします。もちろん開放型ですし、サイズも重さもそこそこあるので、、基本的にはホームユースの製品かと思います。外で利用している姿はあまり想像できません。

平面駆動というとドーム型振動板と比較すると位相や歪みなんかを抑えるメリットがあるなんても言われていますが、実際に聴いてみて好きか嫌いかということなので、この辺りは後半で。

音質と好き嫌い

最近AKG K7xxも購入したので、同じMassdropコラボのヘッドフォン同士の比較でいうと、AKG K7xxよりはもう少し硬質な感じで、ウォームさは控えめです。sennheiser HD650がAKG K7xxよりもさらにウォームというのが個人的な印象だったので、来れらと比較するともう少し中間に寄っているなのかなという感覚です。(一回目の販売時にスルーして他の方のレビューはみていたりしたので、意外といえば意外でした。)

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低域は量感よりも引き締まった音で、最近ヘッドフォンではSennheiser HD650、イヤホンではAZLA 01-Rなんかを常用していた筆者にとっては、聴き始め少し物足りない感覚もありました。これは当然感覚的に低域に暖かい量感のヘッドフォン・イヤホンに慣れた耳にとっては普通に感じることなのかなとも思いましたが、良い意味でも悪い意味でも素直すぎると言いますか、もっと圧をくれ、圧を!と言いたくなる感覚でもありました。シャープすぎないというのも多分理由かと思うのですが、オープンバックということや鳴らしやすさを含めてもスカスカとは言わないまでも押し出しが足りない感じはします。HiFiMANの平面駆動型でも上位モデルの方は全域で気持ち良い音なので。アンプ噛ませてる感が強いアンプと繋ぐと少しは良いのですが、そうすると高域の美音さが少し損なわれる気がするので難しいところです。

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ただ全体的な音色でいうと、$169という価格はおかしいだろうと思えるくらいに良いです。今回は男性ボーカルものにハリー・スタイルズ/Carolina(1Dの時には曲を聴く機会はほとんどなかったですが、ソロになってからのアルバムは普通にかっこいいと思うのです)、J-ROCKで女性ボーカルのSchool Food Punishment/goodblue、butterflu swimmer、UPLIFT SPICE/Justice、もう一つ女性ボーカルでナタリア・マテオ/Tonight I’ll Sleep in Spaceなどなど聴いてみましたが、なんというかしつこさや嫌味を感じた曲がありませんでした。他の曲でいうとやっぱりJAZZなんかはもう少し低域がふくよかになって欲しいなと思うところはあるので好き嫌いでいうとどっちでもない、という感覚なのですが、逆をいうと嫌いにはなれないバランスのよさみたいなものはあって。加えて平面駆動型で169ドルと言うんですから、まあやっぱり値付けはおかしいと言うか、さすがMassdropのコラボレーションででたヘッドフォンと言う感じはします。

メモ

個人的に常用するかと言うと多分しなそうなのですが、他の人には勧めてあげたくなるヘッドフォンと言うか、そんな感覚を覚えました。

DENON AH-D5200を今年中には評判次第で買いたいななど考えているうちに(ただMassdropでFostex TR-X00が売ってたりするので非常に迷います)つなぎで買ったHiFiMAN HE4xxですが、色々と予想していた部分を見事に裏切ってくれる音質で、なかなか満足しています。Massdropとコストパフォーマンスが買う理由の大部分を占めていると思うのですが、169ドルはやっぱりおかしいと思いますね。…こういう安くて良いものがエントリーモデルででくるとじゃあ上のモデルも試してみよう、となるので、最近はちょっと財布の紐を締めないとなと考えているところです。

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