【レビュー】Logicool G703 LIGHTSPEED ワイヤレス・ゲーミングマウス

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最近ゲーミングマウスをいくつかレビューしていますが、今回はFPS用におすすめなLogicool/Logitech Gブランドのワイヤレス製品「Logicool G703 LIGHTSPEED ゲーミングマウス」をレビューしていきたいと思います。

2019年にはHERO 16Kセンサーを搭載した新型も登場しているのですが、今回レビューするG703はPMW3366光学センサーを搭載した旧モデルです。

Logicool G502hのレビューでも感じたようにゲームプレイの面ではセンサーによる大きな差というのは体感できないレベルで、HERO 16Kセンサーは省電力でワイヤレスの面ではメリットがありますが、PMW3366搭載モデルも電池持ちが悪いわけではありません。旧モデルのほうが1500円ほど安く、価格面では旧モデルのほうがおすすめ。

G703はその形状からパームで安定させることのできるFPS向き良マウスかと感じたので、いくつか気になった点をメモしておきます。

Logicool G703 LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse(PMW3366)レビュー

Logicool G703 LIGHTSPEEDは、2.4GHzの無線接続に対応したワイヤレスのゲーミングマウスです。今回レビューしているのは旧型となったPMW3366搭載モデルで、価格は1万円を切っていることもあり、ハイエンド帯(といってよいかは不明ですが)のワイヤレス製品としては低価格で手に入ります。日本国内での発売は2017年。

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LIGHTSPEED ワイヤレス・テクノロジーを搭載し、1/1000秒のレポートレートと、高速な反応速度を実現。ここ最近はLogicool GブランドのワイヤレスマウスをG903、G Proと利用してきましたが、Logicoolや他社の有線マウスと比較してもレスポンスに全く不満はありません。

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PCとの接続にはUSBドングルを利用します。ちなみにこのUSBレシーバーは18.4 x 14.4 x 6.6mmの超小型なので、例えばゲーミングノートPCの右サイドに装着してもマウスをフリックしたときに邪魔にならない点も良いところです。

サイズ・重量とデザインは、FPSでのかぶせ持ち派に良い

本体サイズは68 ×124×43mmとLogicool Gブランドのマウスとしては大きい部類に入り、手の小さい方、もしくは掴み持ちをするような方はG304など小さめのマウスを見ても良いのかなという気がするサイズでした。

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本体重量はマウス本体で107.6gと、ゲーミングマウスとしては十分軽量な設計です。最近は100gを大きく下回る軽量マウスもたくさん登場していますが、ワイヤレスが信頼できて握りやすいFPS用マウスとしてはおすすめ。FPSのプロ使用ゲーミングマウスを見ていると軽量モデルが多いですし、個人的にも通常~低センシでマウスをそれなりに大きく動かす場合は、軽量マウスのほうが扱いやすかったりします。

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G703のデザインとしてよい点は、まずパーム部分で安定することです。Palm Grip/かぶせ持ちなどとも言われますが(筆者はこのかぶせ持ちに近いグリップ方法です)、マウスの後ろ、手のひらに当たる部分が高めの設計で馴染むので、FPSでエイミングを行うとき、パームで安定してマウスがぶれにくいというのはメリットです。

そのため買い替えになるとすれば、今までRazer DeathAdderやBenQ ZowieのFPSに人気なゲーミングマウスを使っていた方が、ワイヤレスマウスに乗り換える場合でしょうか。個人的にはソフトウェア面でもLogicoolは一歩先を行っているような印象ですし、似たような値段でワイヤレスのゲーミングマウスを欲しい方にはG703は良い選択肢になりそうかと。

もう一つの良設計は両サイドがラバー素材となっていて、掴み持ち/Claw Gripの場合にもマウスが安定しやすいこと。実はG502/G502hもサイドがラバー素材だったのですが、G502の場合は逆に滑ってあまり効果がありませんでした。G703のサイドラバーは指が乾いていても、少し汗をかいたような状態でもきっちりグリップしたので、手のサイズさえ合えば掴み派の方にも良いゲーミングマウスです。

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サイドボタンは左2つのみですが、特別なことがなければFPSはこれで十分だなと感じています。G502シリーズは割り当て可能なボタン数が多かったりするのですが、エイムに集中するならマウスに割り当てが少ないほうが集中できたりしますし。

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(G502 HEROとの比較。どちらも右利き用かと思いますが、左右クリック部分の広さも結構違います)

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(G903との比較。G703はRazer DeathAdderなんかとサイズ感が似ていると思います)

例えばFortnite/フォートナイトなどドンパチする以外にも建設システムが大きな要素となるようなゲーム用には多ボタンがあったほうが良い気もしますが、Apex Legends、BF5、CoD BO4などのゲームではG703のボタン数で正直十分です。

ハードウェアの細かい部分で言えば、スクロール用のホイールが非常にスムーズで、Logicoolのゲーミングマウスの中では一番心地良いものでした。

マウス関連の設定はLogicool G Hubのソフトウェアから変更可能。Logicool G502 HEROをレビューした際に紹介したので今回は割愛しますが、まとめて扱えるので便利かつ、UIも分かりやすいです。

ワイヤレス・PWM336のセンサー性能は文句なし

LIGHTSPEEDシリーズのワイヤレス性能というのはゲーミングマウスとしても十分信頼できるレベルで、筆者自身RazerのDeathAdder、Logicool G502、G Proなど有線ゲーミングマウスも使ってきましたが、まず有線と比較しても遅延は気になりません。少なくとも体感でレベルでは。

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YouTubeなんかで反応速度を有線マウスと比較した動画も公開されていますが、もうLIGHTSPEEDシリーズのワイヤレスマウスのレスポンスは、有線に引けを取らないと思って良いと思います。むしろケーブルがないことによってマウスフリックが気にならず、今はワイヤレスのほうが使いやすい印象を持っているくらいです。

今回レビューしているLogicool G703のセンサーはPixArt Imaging PMW3366ですが、PMW3360, 3366, 3310のセンサーを搭載したゲーミングマウスはどれも信頼できるものが多く、新型G703がHERO 16Kセンサーを搭載していることが、PMW3366搭載の旧モデルを購入しない理由にはならないと思います。むしろ価格の面ではPMW3366搭載モデルのほうが安いので、例えばPOWERPLAY充電システムをすでに持っていて電池持ちの問題は解消しているなら、旧モデルのほうがコスパが良い気がします。

逆を言えばHERO 16Kセンサーもハイエンドのゲーミングマウスに搭載されているセンサー同様に高性能かと思いますし、HERO 16Kセンサーは省電力で電池持ちに貢献しているようなので、そのあたりを重視するなら新型のHEROモデルを購入するのもありです。あとはG703 HEROの場合さらに軽量化された95gなので、重量を気にする方にもおすすめでしょう。

FPS用お気に入りマウスの1つ。Logicool G703はおすすめ

結局のところマウスもキーボードも毎日使う製品なので、これらの特徴を踏まえて手に馴染んで扱いやすいかどうかによるんですよね。どれだけ一部のレビューが良い・悪いといっても使う人次第なわけで。

そんなところを踏まえていうと、まずセンサーに関してはPMW3366もHERO 16Kもどちらも高性能なので、電池持ち以外のところで甲乙つけがたいということ。あとは形状・重量かぶせ持ち派のFPSゲーマーにはおすすめしたい設計で、かつLIGHTSPEEDのワイヤレス性能は信頼できるところでしょうか。

キーボードにLogicool G512 Carbonを使っていることもあり、ソフトウェアでの調整をLogicool G Hubからまとめて行えるのも便利で、G Pro Wireless、G903とともにお勧めしたいゲーミングギアです。