【レビュー】Lenovo YOGABOOK with Windows、超薄型タブレットPCをブログ更新用に使ってみた

レノボのWindows ノートPC「Lenovo YOGABOOK with Windows」を購入しましたので、実機をレビューしてみようと思います。モデルはYB1-X91Fで、LTE機能がついたものではなく、Wi-Fiモデルです。

10.1インチの1920×1200ドットIPSディスプレイ、プロセッサーにはIntel Atom x5-ZZ8550、4GB LPDDR3 RAM、64GBストレージを備えたモデルで、2018年のノートPCとしてはエントリーモデルですが、メディア視聴や簡単な書類編集ならこなせるミニマルなタブレットPCといったところ。

「Haloキーボード」はフィードバックありな平面タッチ式キーボードで、ライトアップされたキーボード部分から、タブレットのように文字入力ができるようになっています。さらにリアルペンは筆圧2048レベル対応で、クリエイティブな面での利用という点でも、かなり特殊なノートPC。

今回はそのデザインと省スペースに惹かれて購入したのですが、もちろん通常のノートPCと比較すると使いにくい部分もあるわけで。そのあたりも含めてメモしてみようと思います。

Lenovo YOGABOOK with Windows レビュー

今回レビューするのは「Lenovo YOGABOOK with Windows」。その薄型な筐体やお絵かきタブとしても使える筆圧感知対応ペン、独自キーボードなどでかなり奇抜なPCです。

まずは本体。もうノートにしか見えないというか。閉じた状態での本体サイズが約 256.6 x 170.8 x 9.6mmなのでかなり薄型で、ディスプレイ部の暑さが4.05mm、クリエイトパッド部(Haloキーボードのほう)は5.55mmなので、開けた状態でフラットにするとさらに薄いです。

開けてみます。かなり薄いですね。ディスプレイは約10.1インチで、IPSパネル、1920×1200ドットのワイドタイプです。マルチタッチ対応。

Haloキーボード。英語圏だと「ヘイロー」とか呼ばれたりしてますが、日本のLeonovo公式サイトだと「ハロ」キーボードだそうです。完全フラットなタッチタイプで、振動フィードバックが返って来る初期設定となっていますが、はっきり言って感覚的にはタブレットのソフトウェアキーボードを叩いているような感じです。

ヒンジ部分はYOGABOOKシリーズぽいあれですね。結構しっかりしていますし、角度も360°回転します。ここはYOGABOOKシリーズらしいところで、完全にフラット置きもできますし、テントモード的な置き方もOK。

左サイドにmicroUSBポートとmicroHDMIスロット。

右側に電源ボタンや3.5mmオーディオジャックなど。とにかく薄い。

クリエイティブ向けと言いますか、「リアルペン」が付属します。ペン先はリアルなボールペン先とタッチ用のペン先があり、いくつかスペアも付属。キーボード部分の表面が筆圧感知に対応しており、付属の「BOOKPAD」を利用して絵を描いたりと、Windows PCとしては特異で唯一無二な存在と言えるかもしれません。

Lenovo YOGABOOK For Windows スペック

製品名YOGA BOOK with Windows
保守用製品番号ZA150081JP
OSWindows 10 Home 64bit (日本語版)
プロセッサーIntel Atom x5-Z8550
メインメモリ4GB LPDDR3
フラッシュメモリ64GB
ディスププレイ10.1インチ IPS
1920×1200ドット
マルチタッチ10点対応
AnyPenテクノロジー対応
クリエイトパッド部分リアルペン(EMR芯/インク芯)対応、ハロキーボード
USBポートMicro USB 2.0ポート(OTG機能付き)
ディスプレイ関連ポートmicroHDMIポート
オーディオ関連3.5mmオーディオジャック
ワイヤレス802.11ac/a/b/g/n
BluetoothBluetooth v4.0
オーディオドルビーオーディオプレミアム
ステレオスピーカー
デュアルマイク(ノイズキャンセリング対応)
microSDカードスロットmicroSDメディアカードリーダー
カメラ200万画素 800万画素
本体サイズ閉合状態の寸法: 約 256.6x170.8x9.6mm
ディスプレイ部の厚さ: 約 4.05mm
クリエイトパッド部の厚さ: 約 5.55 mm
重量約 690g
バッテリー8500mAh
約13時間駆動
充電時間:約5時間
付属品リアルペン(EMR芯装着)×1、インク替芯×3、BOOK Pad×1、
ACアダプター、USBケーブル、マニュアル類

プロセッサーにはIntel Atom「x5-Z8550」が搭載されています。メインメモリも4GBのLPDDR3、ストレージが64GBでmicroSDカードスロットにも対応と、メインのノートPCとして使うには操作性も含めて少し非力で、例えばメディア視聴や簡単な書類の編集などは問題ないですが、がっつり編集などには使おうと思わないですし、向かない性能です。

Haloキーボードについて

振動フィードバックなどもありますが、個人的にはノートPCというよりタブレットのソフトウェアキーを操作しているような感覚で、使いやすいとは思いませんし、学習機能もあるようですが、使い続けてもタイポがちょいちょい。

もともとタイピングが高速でもうまい方でもありませんが、手持ちのノートPC、Macbook ProやASUSのWindows PCと比較すると、明らかにタイピング速度は落ち、押し間違いも多いです。(コピーペーストもしづらい、Surface 3より悪いですし、iPad Proよりも入力しづらいです。)

もっと深刻なのはマウスカーソルを動かすタッチ部分で、ここもあまり快適ではありません。最近の2-in-1タブレットPCというとタッチパッドの部分は範囲が広がっている傾向にあると思うのですが、Lenovo YOGABOOKの場合にはここが小さいので、結構厳しいです。

もっともディスプレイがタッチ操作に対応しているので、それに気づいたところで操作性は両刀で使ったりします。ただYouTubeやNetflixなど動画ストリーミングを全画面で見ている時に画面をタッチして指紋がついたりするのも気になったりするので、家ではマウス利用だったり。

当然Bluetoothのキーボードを用意して使ってみたりもしたのですが、持ち運びを考えた時にYOGABOOKはこのコンパクトさと薄さが武器になるので、キーボード+PC+マウスを持ち運んだら本末転倒に。…というところもあるので、全くクリエイティブな作業に使わないとなると、結構厳しかったりすると思います。

ただしこのサイズ感なら10インチのタブレットを持っているのと変わらないかそれと同等程度ですし、あくまでノートPC型なので、少なくとも完全なタブレットタイプよりは文字入力は捗ると思います。ただしブログ更新用のデバイスとしては圧倒的に入力の面で不利だと感じたので、ここをメインに考えている方にはお勧めできません。

メディア視聴機としてはGood

動画のストリーミングデバイスとしてはGoodですね。そこそこに薄くて省スペースですし、解像度もこのサイズとしては十分で、ステレオスピーカーも(サイズを考えると、です)十分すぎるくらいラウドでクリア。

ヒンジがついた完全なノートPC型というかクラムシェル型であることも大きなポイントで、例えばiPad ProやSurfaceなんかはキックスタンドだったりキーボードケースだったりするので、Laptopとして、もといラップトップに置いて安定しないです。これはキーボードと一体型になっているYOGABOOK with Windowsの場合には、意外と安定するのです。(そして先述の通り、キーボードが打ちやすいかは別問題です)

電池もそこそこ持つので持ち運んで動画をみたり簡単な書類編集をしたりといったところであればモバイル用途で活用できますし、360度ヒンジが回転するので、タブレットぽくも使えます。良いとこどりな部分もあり、どっちつかずなところもあり、です。

Windows デバイスとして

非力です。この Lenovo YOGA BOOKシリーズはAndroid版も出ているのですが、以前使った時にはAndroid版の方が快適でしたね。スペック的にもライト利用と少しクリエイティブな作業を想定していると思うので、多くの場合で Android OSの方が使いやすいんじゃないかなと両方触って思いました。

Wi-Fiの通信もドライバーを更新する前はあまり安定しませんでした。(更新したら安定するようになったみたいです)

お絵かきデバイスとして

クリエイティブ系の機能は使わないので、評価なし。

ブログ更新にしばらく使ってみて

メディア視聴機器としては良いですが、タブレットとしてはAndroidやiOSの方が使いやすいですし、ノートPCとしては普通のキーボードを搭載した機種の方が使いやすいです。文字入力に関しては1ヶ月ガンガン使ってもまだストレスが残るレベルだったので、クリエイティブ系の機能に興味がない方は、5~6万円を出して買うなら、そこそこハイスペックなAndroidタブレットだったり、iPadだったりを購入した方がよっぽど幸せになれる気がします。

今回はメディア視聴やファイル編集、ブログ更新などに使ったのですが、ノートPC型である良さや省スペース、360度ヒンジ、ステレオスピーカーなどを含めても、多分iPad Proなどの方が使いやすいと感じるでしょうし、当然何をするかにもよりますが、プロセッサーはIntel x5-Z8550とパワーもそんなにないので、クラウド環境で開発とかでない限りは結構厳しいんじゃないかと。ペンを活用できない限りは、多分この値段を正当化できないんじゃないかなあと思いました。

ことAndroidタブレットにおいてはPixel Cなんかも良さそうでしたが日本国内で発売されなかったりもして、 ASUSもHUAWEIもそうですが、国内で発売されているモデルであんまり使いたいと思える機種がないんですよね…。そういったところで期待も込めて買ってみたYOGABOOKでしたが、実用性を考えるとペンタブとして使わない限りは、特にブログ用には厳しいのかなと思いました。

追記:Androidタブレットで思い切ってGalaxy Tab S3を買ってみましたが、タブレットに関しては Android OSの使いにくさがびっくりするくらいありました。泥タブは製品数自体も少なく、最近の下火感がすごいです。スマートフォンではAndroidを使うことが多いですが、タブレットはとりあえずないな、という気がしています。最近はiOS 11でiPadが使いやすそうですし、やっぱりタブレット市場なら特定なOSが必要な場合を除いてはiPad最強説が…。

追記:タブレット端末ならやっぱりiPadかなという気がしたので、最近2018年モデルのiPad 9.7インチモデルと、 BrydgeのBluetoothキーボードを買いました。外出してタブレットでブログを書く用にはこの組み合わせがこれまでで一番良いのかなと感じているので、オススメしておきます。

(購入)