JVC SOLIDEGE HA-FD01 試聴レビュー

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JVCから発売されている「SOLIDEGE HA-FD01」の試聴レビューです。CLASS SのイヤホンではWOODシリーズも発売されていますが、SOLIDEGEシリーズといえば金属パーツを採用した高域が特徴で、メーカー内で差別化があって面白いところ。そんなSOLIDEGEの中でも上位モデルとなるのが、このHA-FD01。

結果的に試聴にいってWOODシリーズのHA-FW01を購入したのですが、ロック系、ポップス系にはこちらのHA-FD01がおすすめと感じた部分もあったのでメモしておきます。

JVC CLASS-S SOLIDEGE 01 inner HA-FD01

JVCでは「Class-S」というシリーズがあり、一応JVCケンウッドの中ではハイエンド・シリーズという位置付けです。

その中でもイヤホンには木材を採用した暖かみのある音色が特徴のWOODシリーズ、エッジの聴いたシャープな音色が特徴のSOLIDEGEシリーズの2つがあるのですが、その中でも今回試聴したSOLIDEGE 01 inner HA-FD01は、SOLIDEGEラインのフラグシップ・モデルという立ち位置で、現在は3万円弱くらいで購入可能です。

装着感:普通です。WOODシリーズのイヤホンとは違って「ノズルが回転する」のは面白いところで、360度回転して通常がけもできますし、所謂シュアがけもOK。ノズルが回転するというとかなり珍しいイヤホンですが、2つの装着方法が選べるのは良いアイデアだと思います。

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ただこういったギミック感のある設計は耐久性といった部分に不安を覚えるので、長く使うにはどうなんだろうという疑問もあります。もちろんHA-FD01は今回に至っては試聴のみなのでこの製品が悪いというわけではありませんが、過去にはDENONのイヤホンAH-C720はハウジングが外れたり、AZLA R01に関しては2ピン接触不良があったので、普通の製品でさえもそこそこ壊れるのに、ギミック感のある製品となると少し不安なので購入を検討した時にマイナスポイントではありました。

音質:WOODシリーズが素材の響きを活かした暖色系のイヤホンであるのに対し、SOLIDEGEシリーズは硬質で解像感を重視した音色が特徴です。今回試聴したSOLIDEGE 01 innerに関してもSOLIDEGEラインの音作りというのは一貫しており、やはりロック系、EDM、ポップスなどキレ、タイトな曲を楽しみたいというかたにおすすめな気がします。

ドライバーはカーボンコーティングを施したPET振動板に、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)をコーティングしたPENドームを組み合わせた構造だそうです。ドライバーケースにはチタニウム素材が採用されており、所謂ダイナミック・ドライバー1発のイヤホンなのですが、ここまでWOODシリーズと明確に音質が分かれる点、またDD1発でここまで硬質な音色という点も面白いと思いました。

またノズルが交換式となっており、チタニウム、ステンレス、ブラス素材を交換して違う音色を楽しめる点も面白いところ。ノズルが交換できるイヤホンの代表格といえばSHURE SE846なんかがありますし、中華イヤホンではLZ(老忠)ブランドの製品なんかも音質をカスタマイズできる機能があります。メーカーごとに違いはあれど、最近ではIEMでも音傾向を変更するスイッチが付いているモデルがあったりと、今後こういったイヤホンはまだまだ増える気がしますね。

個人的には硬質・シャープな音色のイヤホンでいうとマルチBAドライバーを搭載したIEMにいってしまうというか、ダイナミック型ならではの音色が欲しいという理由もあって、今回試聴ではWOODシリーズの上位モデル「JVC WOOD 01 inner HA-FW01」を購入しました。

ただHA-FW01に関してはあんまりスピード感のあるロックやポップスが得意ではないので、そういった曲を多く聴く方なら解像度・シャープさが際立つSOLIDEGE HA-FD01の方をおすすめすると思います。