【レビュー】HyperX Cloud Flight, 30時間バッテリーの軽量ワイヤレス・ヘッドセット

xyperx-cloud-flight1イヤホン・ヘッドフォン

キングストン・HyperXブランドのゲーミング・ヘッドセット「HyperX Cloud Flight」を購入したので、レビューしていきます。Cloud FlightはUSBドングルが付属するワイヤレスのヘッドフォンで、音質に加えて軽量で長時間持続するバッテリーなど、実用性に富んだ製品です。

ヘッドフォン自体に7.1chの疑似サラウンドはありませんが、快適に使えるゲーミングヘッドセットとしてはおすすめできる製品なので、メモしておきます。

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HyperX Cloud Flight ゲーミング・ヘッドセット レビュー

HyperX Cloud Flightは、USBドングルでワイヤレス接続が可能なゲーミングヘッドセット。発売時期が2018年なので比較的新しい製品で、発売時点ではHyperXのワイヤレス製品としてはそこそこの価格で販売されていました。ちなみにアナログ有線でも接続可能です。プラットフォームはPC他、PS4・PS4 Proにも対応。

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このヘッドセットは、最近TwitchからMixerに移動したShroud(シュラウド)氏が利用していたヘッドセットとしても有名でした。現在のMixerチャンネルを見るとLogitech/Logicool Pro Xを試しているようですが、HyperXブランド全体を見るとストリーマーやゲーマーのスポーツ選手とのコラボレーションも多く、マーケティングに関しては成功しているのかなという印象でみています。

現在はキングストン・HyperXのヘッドセットにもCloud MIXCloud Stinger Wirelessなどのワイヤレス製品があり選択肢は増えましたが、個人的にはこのCloud Flightがもっとも好みです。いくつかおすすめできる利用はあるのですが、まずはフィット感と電池持ちが挙げられます。

軽量で快適、ワイヤレスレンジも優秀。遮音性は普通

まずは重量が約300g(マイクありで315g)で、ゲーミングヘッドセットとしてはそこそこ軽量な部類に入るかと思います。またフィット感が良いので300gほど実際の重さは感じないというか、長時間装着していても快適なのはおすすめポイント。

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(軽量設計。ヘッドセットでありながら、ゲーミング製品にありがちな無駄なデザインがないのは好印象)

発売当初に計上をみたときはBoseあたりのヘッドフォン形状を参考にしたのかなとも思ったのですが、適度にイヤーパッドも柔らかく快適です。特にゲーミングヘッドセットは独自過ぎるデザインが多く実際の装着感に貢献していない設計も多いので、そういった意味では、Cloud Flightはゲーミングヘッドセットとしてかなり快適な部類に入るのではないかと思います。個人的にはHyperX Cloud IIよりも快適でした。

筆者はそこそこ大きな耳なのですが、ハウジング内に十分なスペースをとっているため、数時間のゲームプレイでも気になりません。個人的には軽量・装着感が良い・ワイヤレスという3拍子揃ったゲーミングヘッドセットはHyperX Cloud Flight以外にあまり思い当たらないので、価格が下がった今は良い選択肢なるはずです。

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(適度に柔らかく、快適なイヤーパッド)

(ヘッドバンドにもクッションを内蔵)

遮音性に関しては一般的な密閉型ヘッドフォンといったところで、大会なんかで利用されるイメージは湧きませんでした。ただ自宅で使うには十分な遮音性ですし、ゲームをしながらであればG403 Heroのマウスクリック音はほぼ聴こえないくらいです。よほど外部ノイズが激しい環境でゲームをしない限りは問題ないかと思います。

最大30時間のバッテリー駆動時間

2つ目の良いところが電池持ち。 バッテリー駆動時間は最大30時間で、サイドのLEDでだいたいの残り電池を知らせてくれます。ワイヤレスレンジは20m、利用周波数帯域は2.4GHz帯ですが、電子レンジが隣にある部屋で使っていても、PC利用では途切れや遅延でゲームに支障がなかったので、安心して使えるかと。

(音量調節はヘッドフォン本体から行える。付属のケーブルを利用すれば、有線でも利用可能)

(2.4GHz無線接続用のUSBドングル。出荷時点でUSBドングルとヘッドセット本体のペアリングは完了しているので、PCに繋げばすぐに使える)

ヘッドフォン本体のLEDは、バッテリーの駆動時間が30時間の時はLEDオフ、18時間でブリージング、13時間だと常時点灯。ですが、電源ボタンを短く押すとLED表示の切り替えが可能です。

重電時間が3時間以上かかりますが、終日ゲームをしても問題ない電池持ちなので特に問題なし。また有線ケーブルを繋いでも使えるので(有線接続時、プラットフォームや接続端子によってはマイクが機能しない)マルチに使える製品です。ワイヤレス性能が良い製品なので、有線で使う機会はまずないですね。

ゲーミングヘッドセット・マイク音質

内部に搭載されているのはネオジム磁石を利用した50mm径のダイナミックドライバーで、再生周波数はワイヤレスで20Hz~20,000Hz、有線(アナログ)で15Hz~23,000Hz、インピーダンスが32Ω、音圧レベルが106dBSPL/mW(1kHz)という公称スペック。ゲーミングヘッドセットとしては十分な音質で、特にワイヤレス接続時もプレイ時に満足できる音を提供してくれていたのは良かった点です。

DTSやDolbyの7.1ch疑似サラウンドシステムを搭載しなかったのは良かったのかなと思いました。疑似サラウンドは使えるに越したことはないですが、ゲームプレイ中に実際の敵を見つけるために貢献しているかと言われると微妙だったりするので。その点ステレオでちゃんとした音質を提供できているのは高評価。まあオプションとして疑似サラウンド機能が付いているに越したことはないですが、HyperX Cloud Flightの下がった価格を観る限りは、なくても十分かなという印象でした。音場はAstro A40ほど広くはないものの、ゲーミングに十分な臨場感を提供してくれます。

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(Astro A40のほうが音質は良いが、HyperX Cloudはワイヤレスで普段の利用に便利)

HyperXのオーディオ製品に関しては個人的に気に入っていて、ゲーミングヘッドセットとしては音質の良い製品を提供しているところ。特にワイヤレス製品でこれだけの音質を提供しているのは良いところかと。最近ではAudezeとコラボレーションしたCloud Orbit Sも発売しています。人気の高い製品カテゴリーを伸ばしているのは好感触で、HyperXのオーディオ製品はこれからも伸びそうな感じ。

マイクはスペック上の周波数が100Hz~7,000Hz。ワイヤレス接続時の音質としては十分チャットができるレベルでした。一部遅延があるとのレビューがYouTubeなんかにもありましたが、PCでは体感全く遅延を感じず。

ビルドインの外部ノイズ低減は結構アグレッシブでカッティングというか圧縮された感覚もあるので、 高価な有線ゲーミングセットと比較すると流石にマイク音質はかなわないかなという印象。ただワイヤレスで現在の価格を考えると十分過ぎますし、マイク感度が敏感過ぎて意図しない動作をしたりといったことはなかったので、安心して使えています。個人的には最近Logicool G Pro Xを買いましたが、マイク音質に関してはG Pro Xのほうがおすすめかと。ワイヤレスと有線で、製品ジャンルとしてはすこし異なりますが。

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(左ハウジング外側はボタンになっており、このボタンからマイクミュートが可能)

ちなみにブームマイクは取り外しが可能で、マイクミュートボタンもヘッドセットに付いています。このあたりも使い易い設計になっているのも特長です。本体左ハウジングのロゴボタンがマイクミュート用で、すぐに切り替えできるのも良いところ。

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(マイクは角度が付けやすいので、自分の好みの位置に調整できる)

HyperX NGenuity Softwareにも対応していますが、使える機能はバッテリー残量の確認、音量の調整・ミュート、マイク音量の調整・ミュートのみです。スピーカー音量の調整に関してはソフトウェアもヘッドフォン側の物理ホイールもWindows 10の音量調節と同期していたので、スピーカー音量を調節するためだけにソフトウェアをダウンロードする意味はないですね。使うとすればマイク音量の調節だけかと思います。

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(ソフトウェアの主な機能は音量調節などで、音質カスタマイズ機能などはない)

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HyperX Cloud Flightは無駄を省いた良ゲーミングヘッドセット

奇抜なデザインのヘッドセットも多い中、 軽量でシンプルなワイヤレスのゲーミングヘッドセットに仕上げてきたのが好印象でした。発売時の価格は少し高かったのですが、現在は価格も落ち着いているので、HyperXブランドのオーディオ製品としてはおすすめしたいところです。