【レビュー】Galaxy Note8、思っていたより使い辛かった話

Android

今回はSAMSUNGのAndroidスマートフォン「Galaxy Note8」をレビューしてみようと思います。NTTドコモ版のSC-01Kを契約して使っているのですが、au版もSCV37が発売されています(共にSoCはSnapdragon 835で、海外版はExynos 8895を搭載したモデルもあります。またソフトバンクからは発売されておらず、SIMフリー版も国内では正規販売されていません)。

当時の一括割引が安かったので、6.3インチの高解像度AMOLEDディスプレイにつられて買ってしまいました。しばらく使っていたのでそろそろレビューをしてみようかなということで、今回書いてみます。

Galaxy Note8 SC-01K レビュー

Galaxy Note8は2017年にリリースされたAndroid端末で、国内ではドコモやauで取り扱いがありました。

SAMSUNGといえばAndroidスマートフォンのシェアで世界No.1のブランドで、最近は四半期のシェアでHUAWEIがAppleを抜いたなんてニュースもありますが、とりあえず今のところ規模感ではSAMSUNGの方が世界全体でみたときにシェアを持っていたりします。

ただ日本に限っては、ニュースや調査結果をみると他国で展開しているような市場シェアが獲得できていないのも面白いところです。Apple以外ではソニーモバイルコミュニケーションズも国内ではシェアがあるので、なかなか特殊な市場ということなのでしょう。最近はシャープが調査結果で良い位置を占めていますし、鴻海傘下になってからのシャープは良いニュースをよく目にします。

同じ韓国ブランドではLGなんかもありますが、そんなにシェアを獲得できていません(おそらくソフトバンクで主要機種を取り扱っていないのも1つの理由かと思います)個人的にはV20+やG6はコンセプトが好きなので残念な気持ちもあったりします。

…ここ数年は海外にいることのほうが多かったりするのですが、たまに日本に帰ってくるとSONYのスマートフォンを利用している方を多く見かけるのも日本だけかなという気がします。

Galaxy Noteシリーズは昨今のファブレットの流れを作った先駆者とも言えますが、初期のモデルに比べるとNote8で「ここまで進化したか」と思うところもありつつ、しかしながら気になるところも多い機種です。

Noteシリーズは大画面とSペン、そして発売世代の中では高いスペックを搭載していることで一定の人気を集めている(と思う)のですが、Note7は発火事件があってリコールされました。そんな中ようやく後継モデルとして発売されたのが、このGalaxy Note8なので、個人的にはかなり期待をしていたのも事実です。ただ実際に触ってみると、無難にまとめてきたなという印象の強い機種でした。

現在はGalaxy Note9が発表されたので旧機種となってしまったNote8ですが、ディスプレイサイズもそんなに違いはないですし、スナドラ835の性能はほかのAndroidスマートフォンでもそこそこ良好な動作に感じているので、Note8に関してもハイエンドモデルであることには変わりありません。

最近のNoteシリーズといえばSペン。さっと取り出してメモをとったり、筆圧感知にも対応しているので小さなお絵かき端末としても需要がある(と思う)機種です。

(Sペンを取り出すと自動でメニューが表示される。このメニューはカスタマイズ可能)

(絵描きのセンスは全くありません)

そんなわけでGalaxy Note8は「大画面Super AMOLED、発売当時のハイスペック、Sペン」という3つが個人的には注目機能で、そのうちのディスプレイを目的に購入した、という経緯でした。個人的にはNetflixをモバイル端末で視聴することが多いので、Galaxy Note8のディスプレイは高解像度かつHDR再生もOKなので、ここがメインです。

ディスプレイと動画視聴について

解像度は素晴らしいですし、6.3インチと画面が大きいのも動画視聴にはメリットです。またディスプレイ設定で「表示を最適化(Adaptive display)」があるので、個人的には基本こちらに設定して使っています。

HDR 10もサポートしており、色も鮮やかなのですが、スクリーンのキャリブレーションはiPhone Xのほうが見やすいかなという印象。ディスプレイの明るさとカラー描写はずっと見ているには結構厳しいなと思うところがあります。

動画内でカメラが動くと少しガクついて見えるのも気になりました(ディスプレイ・パフォーマンス設定を行っても改善せず)。AMOLEDディスプレイのせいなのか、はたまたソフトウェアのせいなのかは不明ですが、全体的な動画視聴体験は期待していたよりずっと低く、店頭にあるほかのGalaxy Note8も確認してみたのですが基本的には同じだったので、全体的にはiPhone XのOLEDディスプレイが今のところは好みですね。Note8が悪いというわけではないのですが、iPhone Xのキャリブレーションが素晴らしいの一言なので。

Galaxy Note8はディスプレイの両サイドがカーブした「Infinity Display」を搭載しているのですが、個人的にはフラットなディスプレイのほうが使いやすいと思います。単純に持ちにくいので。エッジスクリーンでカスタマイズできるのは便利ですが、それよりも持ちにくさが問題です。ケースをつけるとかなり持ちにくい。

また動画を観るときには、正直カーブしているディスプレイの部分が邪魔です。部屋のライトは無駄に反射しますし、個人的に極端にカーブしたNote8のような画面は、まだ正当化し辛かったりします。どうしても実用面でマイナス点のほうが上回ってしまうことが多かったので、個人的にあまり良い印象はないです。

パフォーマンスについて

Snapdragon 835+6GB RAMの大容量なので、流石にそこそこパフォーマンスは良いです。ただし最近はHUAWEIのKirinも良かったりしますし(個人的にはまだQualcomm Snapdrgaonのほうが安定していると思いますが)、中国勢でシンプルなOnePlus 6なんかもあるので、単純な使い易さでいったらNo.1とは言い難いです。

ゲームプレイも大画面を活かせるタイトルであれば良いですが、例えば画面中央をタッチするようなゲームでは逆に邪魔だったりします。個人的にはゲームアプリはすべてiPhone Xに入れていますし、経験上AndroidとiOSの両プラットフォームでゲームが公開されている場合は、iOSでプレイするほうが動作は安定しています(一概にそうとは言えないですが、Androidはメーカーごとに全然違うので、一社垂直でハードウェアもソフトウェアもやってるApple製品のほうが最適化しやすいとかそんな感じでしょうか)。

またスピーカーが底面に1つであることもかなり残念な仕様でした。6.3インチのディスプレイを活かして動画視聴をしても、イヤホンを使わないと迫力がありません。またシングルスピーカーの音質もハイエンドスマートフォンとしては特に良いとも思えません。 AKGのイヤホンを付属している点、3.5mmオーディオジャックを残している点は良いのですが、スピーカーのスペックには力を入れて欲しかった部分はあります(ちなみに新モデルのNote9ではステレオスピーカーが搭載されました!)。

バッテリー容量も3,300mAhと少なく、容量だけでいえばGalaxy S8+のほうが多かったりします。Note8の電池持ちも普通に使えば1日持つのですが、高解像度のディスプレイ設定で使うと減りは早く、Galaxy Noteシリーズらしい「全部入り」を求めて買った層からするとちょっと物足りない感も。

以前からQiのワイヤレス充電に対応している点はプラスポイント。急速充電にも対応しているのでなかなか実用的で、Qiのパッドで充電しながらUSB Type-Cポートからデジタル接続でDACアンプに繋いだりもできます。

その他残念なところ

指紋認証センサーの位置がカメラの横にあり、かなりタッチしにくいです。これはもう致命的で、なんでこんなところに置いたんだろうと疑うレベルですね。このあたりもGalaxy Note9では改善されたのですが、Note8は色々と残念な部分が残っています。

またBixby関連の機能(Bixby Vision、Bixby Homeなど)も一通り使ってみましたが、実用性を感じられず、すぐに使うのをやめてしまいました。 Note8にはBixy Buttonがハードウェアとして左サイドに搭載されているのでせっかくなのでBxActionアプリで機能を割り当てたりはしてみましたが、はっきりいって邪魔です。

所感

今後Galaxy Noteシリーズに大きな変更がない限り、購入することはないと思います。パフォーマンスに関してはもっと安くて動作もUIも使い易いAndroidスマートフォンはありますし、カメラも然り、Sペンもこれを使うくらいならPC開きますし、絵も書かないので実用性を感じませんでした。購入した最大の目的であったディスプレイも思ったより使い辛い部分が多かったので、最近のGalaxyは合わないなあと思った次第です。

Galaxy Note3やS5あたりはまだ良かったのですが、最近のGalaxyはどうも個人的に相性が良くないですね。全体な性能は良いのですが指紋認証の位置やBixbyボタンを含め実使用の面で気になるところが多すぎるので、これから買う方は多少価格が高くてもGalaxy Note9を選ぶほうが良いのかな、とも思ったりしています。もしくは今後発表されるであろうS10などでしょうか。

もちろんSペンやエッジディスプレイを含め設定項目は多いので、完全に自分色にUIをカスタマイズしてGalaxy Noteシリーズを利用していた方にはベストな選択肢かと思います。ただ自分個人が使うスマホとしては、デメリットに感じる部分が多かった、ということです。

またiPhone XS Maxが6.5インチのOLEDディスプレイ、7nmプロセスのA12 Bionicチップを搭載して発表されたので、SペンはないにしてもほとんどNoteシリーズを今後使い続ける理由はなくなりました。iPhone XS Maxに関していえば価格が高いのとやっぱり仕様を見る限りサイズはNote8級になるみたいなのでXから機種変更をするかは迷っていますが、とりあえずNote9に関しては今後の選択肢から外れました。

iOS端末は一つ持っておきたいので外せないとして、AndroidスマホではオーディオとカメラでLGが面白い機種を連発していますし、HUAWEIの旗艦モデルはカメラが良いですし、日本で発売されていないメーカーだとOnePlus、Xiaomiはコストパフォーマンスが高いですし、最近はわざわざSAMSUNGみなくても良いな、という状態に個人的にはなっています(それでも気になってNote8のように買ってしまったりはするのですが)。

個人的にはGRANBEATみたいな機種が10万円を超えるくらいの価格でもっと高いスペックのスマホ兼DAPとして発売して欲しいなという気持ちもあるのですが、音響面でカスタマイズが多いとAndroidのOSアップデートなんかはまだまだ問題になるでしょうし、難しいところです。GRANBEATもこの時期でまだAndroid 6 Marshmallowなのでスマホとして使い続けるにはそこそこ致命的で、そうなるとやっぱりスマホとDAPは別持ちしたいとなるわけで、iPhone1台、Android1台、DAP1台を持ち歩いている現状は、遠出になるとなかなか辛かったりもします。

「自分の欲しい機能がある程度全部入ったスマホ」を見つけるのはなかなか難しいなと感じており、逆にいうと昔に比べたらスマートフォンに求めていることの範囲はかなり広くなったな、という気もします。とりあえずしばらくはiPhone Xを使い続ける予定です。

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