Final E5000 試聴レビュー

final-e5000-t

S’NEXT社から新発売されているイヤホン「Final E5000」を何回か聴いてきたので、試聴レビューを少し書いてみたいと思います。定番系Eシリーズの新モデルで、ダイナミックドライバーを搭載、付属ケーブルにはOFCシルバーコート線が採用されており、発売時の価格が税込約3万円です。

音圧を抑えた設計になっている本機ですが、今回はChord MojoとFiiO Q1 MKIIを持ち出しいて聴いてきました。

Final E5000 試聴と所感

Final E5000は定番系のEシリーズの一番上に位置するイヤホンで、価格は約3万円なのでエントリーモデルのE2000/E3000とはけっこう価格差のある本機。6.4mmのダイナミック型ドライバーを搭載しており、ケーブルにはOFCシルバーコート線で実際の見た目は(写真を撮るのが下手で申し訳ないのですが)なかなか高級感がありました。筐体もステンレスの鏡面仕上げで、Eシリーズぽい形状を受け継ぎながらもデザインは良かったです。

MMCX端子採用でリケーブルもOKですが、付属ケーブルがけっこう良いものということでそのまま使う人も多そうな気がします。

final-e5000

感度が93dB、インピーダンスが14Ωとのことですが、全音域の解像度を高めるために音圧は低めに設計されているそうです。実際に聴いてみると確かにスマートフォン直挿しで迫力不足なところはあるので、そこそこパワーがあって音量調節も細かくできるDAPを用意したほうが良いかと。ただ今回はFiiO Q1 MK2とMojoで鳴らしてみましたが、特別鳴らしにくいという感じもしませんでした。

つまらないと感じる人と、バランスの良さを感じる人の2択な気が。低域の量感は見た目から想像していたよりかなりありました(ただし低域の濃厚さは感じませんでした)。そのせいか売り文句よりも解像度に全振りしている音には感じず、シャープな解像感が第一優先の方にはあまり合わないかもしれない、というのが第一印象です。

すごく丁寧に鳴らしてくるなというのが印象的で、少し遠目に広いです。まあ音圧も含めてなのですが、近くで鳴っている感じはしないので、ブワッとした空気感を重視したい方には良さそうですね。リスニング用途からするともっと楽しく濃厚でも良いのかなと思いました。

今回は試聴を何日かに分けて別店舗で試しただけなので普段から利用しているとまた変わってくるのかなという気もしますが、個人的にリスニング向きのもっと楽しさがあるイヤホンを探していたので今回はスルーしました。音は良いですし欲しいのは当然なのですが、常用するかなと考えた時に個人的にはもっと濃厚さとか分かりやすい楽しさが欲しかったりしたので、いまだにAZLA 01-Rが好きだったりします(個人的にAZLA 01-Rは美濃厚なところがお気に入りなのですが、ついにAZLA MK2も発表されましたね)。

Final E5000も需要は絶対あると思うのですが、AZLA MK2が税込約4万円で登場するらしいので、今後買うなら1万円高くてもAZLA MK2を狙いたいなあという現状です。初代AZLAは2ピン不良が多すぎたので、MK2でそこだけ改善されていることを願います。