【レビュー】FiiO FH3 ハイブリッドIEM イヤフォン

fiio-fh3-review-1イヤホン・ヘッドフォン

FiiOのイヤフォン「FH3」を購入したのでレビュー。FH3はハイブリッドドライバー搭載の有線イヤホンで、個人的にはFAシリーズよりもFHシリーズのほうが好みだったりするので、メモしておきます。

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FiiO FH3 レビュー

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FiiO FH3はFiiOブランドから登場した有線イヤホン。片側ずつに3ドライバーを搭載したイヤフォンで、発売時の価格が約1万8,000円のエントリーモデルです。

2BA+1Dの構成で、高域にKnowles RAD-33518、中域にED-30262、低域にベリリウムコーティングの10㎜ダイナミックドライバーを搭載。

音導管を帯域別の分割することでスムーズなクロスオーバーを、アルミ・マグネシウム合金製のシェルに設けたホールで気圧を最適化する技術が搭載されており、このあたりは他のIEMブランドでも技術は違えど似たような設計が採用されていたりしますね。

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付属MMCXケーブルは銀メッキ高純度単結晶銅。96本の素線による4本編みだそうで、外装も絡みにくい素材のものが採用されています。2万円クラスの有線イヤフォンですがケーブルの質は高いです。

重さ・太さはギリギリ装着の不満にならない程度ですが、ケーブルの柔らかさはそこまでないので、取り回しの面で若干気になる方もいるかもしれません。

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CNC加工で製造されたシェルのフィット感はそれなりに良いですが、フィット感だけで言えば3Dプリントを採用したFiiO FAシリーズのほうが全体的に良好でした。

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複数のシリコンイヤーピース、フォームタイプのイヤーピース他、ペリカンケース等が付属します。FiiOのイヤフォンはいつも付属品が充実している点は嬉しい部分ですね。

音質、音場

2万円クラスのイヤホンとしては高域から中域にかけての分離感・解像度は十分で、低域も充分量が出ていながらもある程度「締まり」があるため、迫力のある所謂「楽しさ」が前面に出るサウンド傾向です。

最近採用されることの多いベリリウム系のダイナミックドライバーはダイナミック型でありながら低域の漏れが少なくレスポンスの良いイヤホンが多く、FH3に関しても同傾向ですね。

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ボーカルもほかの音域に埋もれず出てくる感覚があるため、サウンド傾向からしてもPOPS、ロックはおすすめできるかと。クロスオーバーの部分も低価格ながら上手い設計なのかなと思っていて、特にFAシリーズだと音の密集感が気になっていたりはしたので、そもそも個人的にFiiOのラインではFHシリーズが好みなのかもしれません。

気になる部分は高域と音場。まず高域ですが、2万円クラスのサウンドと考えると解像度的には十分なものの、全体的なサウンドの中での高域の伸びや明瞭さに少し物足りなさを感じます。おそらく高域へのフォーカスだけなら7Hz Timelessなどのイヤホンのほうが。

そのせいか高域の解像感としては十分な気がするにもかかわらず、FH3は曲によっては全体で暗い印象になる感覚がありました。ただ、そのおかげか刺さるギリギリの高音チューニングに上手く管理されているような感覚なので、一長一短といったところでしょうか。

次に音場ですが、音場が広く感じるイヤホンではありません。価格にしては分離が良いというか分かりやすいチューニングなのではじめは錯覚を覚えたのですが、翌々聞いていくと音場はすごく狭いわけでもなく、広くもない、といった感覚です。

総評、2万円以下の有線イヤフォンとしては優秀で、近い価格帯のイヤホン、例えば7Hz Timeless、Moondrop Katoなどどれもタイプの異なるイヤホンなので使い分けてたりします。特にこの価格帯で分離感の良さを求めている方にはFiiO FH3をお勧めしたいところです。