【レビュー】FiiO F9、約1万円で買えるハイブリッド型イヤホン

fiio-f9-designイヤホン・ヘッドフォン

FiiOのイヤホン「FIiO F9」を購入したので、レビューをしていきたいと思います。

FiiO F9はハイブリッド型のイヤホンで、ダイナミック型ドライバー1基、バランスド・アーマチュア型ドライバーを2基片側ずつに搭載。

1万円程度で購入できるイヤホンですが、バランス接続用のケーブルやペリカンケースが付属したりと盛りだくさんで、コストパフォーマンスにも優れているFiiOらしい製品です。

今回は同じ価格帯のFiiO FH1も購入したので、こちらとの比較も少し交えながら特徴などをレビューしてみたいと思います。

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FiiO F9 レビュー

FiiO F9は、2018年に発売したフィーオのイヤホン。約1万円で購入できるハイブリッド型で、同社のイヤホンとしては最もエントリーモデルに位置する製品です。

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搭載されているドライバー型番は明かされていませんが、2BAと1D(9.2mm)のハイブリッド型

上位モデルにはFiiO F9 ProというKnowles TWFK-30017-000をBAドライバーを採用した上位モデルもありますが、F9のドライバーは不明です。

本体カラーはブラックとレッドの2色があるのですが、今回はレッドをチョイスしました。ハウジングはディープな赤で、光沢もあります。金属素材を採用しているかは不明ですが、メタリックな印象を与えています。

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外型のデザインもなかなか独特で、円形に刻みの入ったような外観に。このデザインは上位モデルのF9 Proや、より高価格のFiiO FH5にも(似たようなデザインが)採用されており、所有者としては一発でFiiOのイヤホンとわかる形状が良かったりします。

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筐体サイズもかなり小さく、フィッティングも良好。イヤーピースも3サイズ×2が付属しているので、形状が問題なければフィッティングはし易そうなデザイン。フィッティングがしやすいので遮音性も十分で音漏れも気になりませんが、IEMとして特別良いとは思いません。

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ただ重要なのは(ドライバー数が少ないこともあってか)筐体が小さいのでフィッティングがし易いという点なので、少なくともハウジングが巨大なイヤホンと比較すると、FiiO F9は万人にフィットし易いかと。もちろん小さいからフィットするというわけではないのですが。

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ケーブル端子はMMCXを採用し、リケーブルにも対応しています。3.5mmマイク付きのケーブルと、2.5mm4極のバランス接続用ケーブルが付属しているので、約1万円のイヤホンとしてはかなり豪華なアクセサリーです。

ケーブルの耳掛け部分は針金なしで、あらかじめ耳型のフック形状をかたどっているタイプ。個人的には調整できるタイプが良いですが、こちらでも問題なしです。

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アクセサリーといえば、キャリングケース(ペリカンケース)も付属しています。FiiOの製品といえばコストパフォーマンスに優れているのも良いところですが、普通に考えて1万円でこの付属品はかなり豪華ですね。他のイヤホンにも使えますし、ハードケースなので衝撃からも守れますし。

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ケーブルですが、プレーヤーに接続する側の端子はどちらもストレート型です。FiiO FH1はL字に変更されていたので、この辺りも使い勝手には違いが出てくる部分かと思います。どちらが良いかは判断しずらいところですが、個人的にはL字の方が好きです。

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FiiO F9 製品仕様

製品名FiiO F9
ドライバーハイブリッド
9.2mm ダイナミック型ドライバー ×1
バランスド・アーマチュア型ドライバー ×2
再生周波数帯域15Hz ~ 40kHz
能率106 dB/mW
インピーダンス28 Ω
付属ケーブル長1.2m
重量21g(ケーブル含む)
ケーブル着脱対応(MMCXコネクター)
付属ケーブル3.5mm シングルエンド接続用ケーブル: ブラック, リモコン付(※iOSではボリューム調整機能が動作しない), TPE被服, 錫メッキ純銅を導体に使用, 金メッキ端子

2.5mm バランス接続用ケーブル: ブラック, 4本編み込み式, 5N高純度無酸素銅線を導体に使用, 金メッキ端子
プラグ形状ストレートプラグ
付属品キャリングケース x 1
イヤーチップ x 6ペア
保証書 x 1
3.5mm シングルエンド接続用ケーブル x 1
2.5mm バランス接続用ケーブル x 1
クイックスタートガイド x 1
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FiiO F9の音質

  • イヤホン:FiiO F9
  • ケーブル:付属ケーブル(バランス、アンバランス)
  • プレーヤー:FiiO M9

今回リスニング環境はレビューしているFiiO F9と付属ケーブル、DAPには同じくフィーオから2018年に発売されたFiiO M9をチョイスしました。FiiO M9はプロセッサーの処理速度はともかく、持ち易く扱い易いので最近重宝しています。

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先に言っておくと、筆者はFiiO F9もFH1もどちらも好きです。解像度は高いですし、バランスも良いですし、1万円にしてはアクセサリーはこれでもかというくらい豪華ですし。

ただし聴き比べてみるとやっぱり違いはあるので、その辺りを少し。

まずは音質ですが、FiiO FH1と比較すると、高域がより聴き易いようなチューニングに感じます。というよりはFiiO FH1の方が中域に厚みがあって、FiiO F9はその点もっとあっさりしている印象です。

そのため重厚感、中低域の感触はFiiO FH1の方が多く、ロック系、EDMはFH1のほうが聴いていて楽しいです。元気の良い曲のリスニング用としては、FH1のほうが向いている気がしますね。

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音場の広さは感じず、ボーカル含めどれも近いです。FH1のほうが全体の濃厚さのせいか若干のっぺりした感覚を覚えますが、どちらも立体感を重視したような音質ではないように思います。ないわけではなくで、空間の広さを最重要視して設計されていないような気がする、という意味です。

逆にボーカルが遠すぎたり、空間的な演出を重視しすぎて全体的なバランスとしてまとまっていないイヤホンもあったりはするので、FH1、F9どちらもリスニング向けのバランスとしては良いかと。これも個々の感じ方にはよるのですが、少なくとも私個人としてはバランスが良いと感じます。

一方でFiiO F9は、ハイブリッド型で低域のキックはあるのですが、中低域の重厚感というところでいうとFH1よりは控えめな気がしており、その分高域が聴き易いです。FiiO F9の高域はシャープめなので「聴き易い」というと語弊がありそうですが、聴いていてよりフォーカスが高域に行くのはF9という意味で。

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どちらも解像度は高くおすすめなのですが、個人的な好き嫌いで言うと、おそらく重厚で楽しいFH1のほうが好みです。普段聴いている曲からしても楽器隊の重厚なうねりみたいなものが感じやすいですし。

高域のみにフォーカスするならF9も良いですが、シャープさが少し気になるので、やはり常用で考えるとFH1かなと。ただ中低域がしつこいと感じる方もいる可能性はあるので、その場合はF9をオススメするかと思います。

ちなみにFiiO F9はスマホ直挿しでも十分音が良いです。バランス接続用のケーブルが付属していたりするので対応したDAPやポタアンで楽しむのも面白いですが、iPhoneやAndroidスマートフォンで直接聴いても十分楽しめます。

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FiiO F9のレビュー後 所感

2018年末にFiiO M9、FiiO FH1、FiiO F9とフィーオ製品を3つ買いましたが、どれも良いですね。音はもちろん、製品クォリティと価格のコストパフォーマンスも良いです。

もともとFiiO FH5を購入するつもりだったのですが、FH5は価格がそこそこするので試しにFiiO F9とFH1を今回買いました。そんな経緯もあったのですが、これが予想の上を行く良さだったので、少し驚きました。

フィーオはDAPの印象が強かったのですが、今となってはイヤホンも購買意欲が湧いてきました。目下ではFH5を買う予定でしたが、エントリーモデルでもオススメできる音質なので、FH1、F9も聴いてみると良いと思います。