【レビュー】Astro A40 TR ゲーミング・ヘッドセットをPCで試す

astro-a40-trイヤホン・ヘッドフォン

Astro Gamingのゲーミング・ヘッドセット「Astro A40 TR」を購入したので、実機をレビューしていきます。買ったのは2019年の”TR”版で、第二世代のAstro A40と比較するといくつか改良が加えられているとのこと。

今回はヘッドセットのみでMixAmp TRなしでのテストですが、ヘッドセットの音質は良いものの、結果的に言うとマイク部分でMixAmpなしのPC利用ではかなり厳しいなという印象だったので、メモしておきます。

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Astro A40 TRをMixAmp TRなしで使う

Astro A40 TRは、2019年に日本でも発売されたゲーミング・ヘッドセットです。以前からe-sports市場でも採用されていることの多かったAstro Gamingの製品ですが、今回はAstro A40 TRのみで、MixAmpは購入せずに使ってみることにしました。

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理由は単純で、MixAmpとのセットが3万円を超えてくるのでゲーミングヘッドセットとしては手軽に購入できる価格ではないこと。ただAstro系ヘッドセットの評判としてはMixAmpありきといった感じなので、ヘッドセット単体でPCで使うとどういった印象なのか、試したかったというのはあります(まあ、MixAmpは後でも追加できますしね)。

(デザイン・ビルクウォリティはゲーミングヘッドセットではトップクラス)

まず第一に感じたのが、ヘッドセットとしては重い部類の製品であることでしょうか。公称の重量が約369gなので、どう装着しても長時間プレイしていると首が痛くなってきます。プロシーンでは7~10時間続けてプレイすることはまずないかと思うので問題ないはずですが、フルタイムのストリーマーだと8時間プレイはざらにあるので、どちらかと言えば集中して数時間プレイするゲーマーに向いているような気がしますね。重厚で高級感もあるヘッドセットなだけに、軽量化の余地はありそうです。

(スライダーで調整可能)

イヤーパッドはソフトな感触で、耳へのストレスはほとんどなく、ゲーミングヘッドッセットの中でもトップクラスに快適でした。重いのが少し惜しいですが、金属のスライダーを調整して頭にしっかり固定はできるので、はやりプロシーンを意識した仕様なのかなという印象です。

(トップノッチなイヤーパッド)

デフォルトのヘッドセットは開放型で、外音は聞こえますし、遮音性も低いです。密閉型のヘッドセットでマイクへ話すのが不自然に感じる(筆者はこのタイプ)方や、もともとオープンバックのヘッドフォンに慣れている方にはおすすめ。また別売りのA40 TR MOD KITを使えば密閉型にも変更できるので、カスタマイズ性の高さもAstro A40シリーズの人気の理由かと。

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マイクやスピーカータグは取り外し可能。マイク用端子が両サイドにあるので、マイクは右にも左にも取り付けできます。またスピーカータグは外したままでも使えるため、ヘッドセットをより軽量化した状態で使いたい場合は外しても良いかもしれません。

(ヘッドバンドも、クッションの付いている部分は取り外し可能)

付属しているケーブルは2mのインラインミュートケーブルと、PC用の1.5mスプリッターが付属します。つまり有線で使うにはマザーボードや、マイク入力付端子付のオーディオインターフェース、アンプなどとつなぐことになるかと思います。

Astro A40 TR MOD KIT

MODで交換できるパーツはスピーカータグ、イヤーパッド、ヘッドバンドのほかに、マイクもあります。

このMODマイクは付属のものとは性能が異なり、背景ノイズを効果的にカットするマイクになっており、MOD KITの価格は約5,000円と高いですが、Astro A40 TRを長期間使う予定であれば、投資してもよいのかもしれません。

Astro A40 TRの音質について

今回はMixAmpなしということで、マイクありの場合はASUS Z390-PLUS GAMINGのマザーボードI/Oに直接繋ぎ、マイクなしの場合はUSB DACアンプのOPPO HA-2を利用しました。MixAmpなしでは疑似サラウンドがありませんが、今回はステレオとソフトウェアでのDolby Atmos for headphonesも試しています。

やはりゲーミングヘッドセットということで低域が少しブーミーにチューニングされているようで、最近使っていたAudio-technica AD500Xほどの明るさや解像感はなく、どちらかと言えば中低域に量感があります。デフォルトのスピーカータグでは開放型でありながら音は抜け過ぎない印象を持っており、ただ多くのゲーミングヘッドセットのような密閉型ではないので、音が重すぎない点は良いです。これまでLogitech/Logicool、HyperX、ゼンハイザー、SteelSeriesといったブランドのヘッドセットを利用してきましたが、その中でもAstro A40 TRの音質はかなり良い印象を持ちました。

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(これらのヘッドセットよりも個人的にはおすすめしたい)

Astro A40 TR自体は3.5mm端子でマザーボードへ直接繋いでも十分音は良かったので、普通のゲーミング系マザーボードのI/Oに直でも、十分に楽しめるかと思います。ただOPPO HA-2を利用したほうが当然良かったので、マイクなしのヘッドセットとして使うならDACアンプを用意すると映画なんかも楽しめるかと。

MixAmpなしで惜しいのはブームマイクで、 PC用スプリッターを使ってマザーボードから直接マイク入力をすると、どうやっても入力音量が小さく、使い物になりませんでした。マイク音量を上げてもダメでしたし、ゲイン調整をすると今度は大量のノイズが乗ったので、よほど良いI/Oを積んでいるマザボでない限りは、直に繋いでブームマイクを利用するのはおすすめできません。

(マザボ直では厳しいので、外して使っています)

PCでもMixAmp Proを経由しているときはこういった問題は感じなかったので、マイクありのゲーミングヘッドセットとして使うのであれば、MixAmp Proありきといった印象を持ちました。Astro A40シリーズの評判はMixAmp TR Proありきな気もするので当然といえば当然ですが、ブームマイクが使えない場合は別に普通のHi-Fiヘッドフォンでも良いわけで。はやりMixAmpが必要だなと感じました。

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重い重量、快適なイヤーパッド、良い音質、MixAmpが必要

使い始めた印象はこんな感じで、まずはそこそこ重量があるのが1点目。トップクラスに快適なイヤーパッドとフィット感で実際の重量ほど重さは感じませんが、次期モデルが出るのであれば軽量化されれば完璧になりそう。

個人的にマイクは別に用意しているので問題ありませんが、ヘッドセット1つでブームマイクも使うならMixAmpは必須かもしれませんね。全体的には最近のお気に入りゲーミングヘッドセットです。