【レビュー】アディダス UltraBoost Clima ランニングシューズ

adidas-ultraboost-clima シューズ

お気に入りのランニングシューズ、アディダスから発売された「adidas UltraBoost Clima」をレビュー。数年前に登場したクッショニングシステムのBoostフォームですが、その中のUltraBoostをミッドソールに搭載し、また通気性などを高めたCLIMAシリーズの一足です。

UltraBoostシリーズのランニングシューズは以前から好んで履いていたのですが、このUltraBoost Climaはとりわけ涼しく快適な点がお気に入りで、カジュアル用途にほぼ毎日利用しています。通気性を高めた設計のため耐久性には若干難ありですが、今のところ晴れの日であればこれに勝るシューズを見つけれていないので、そのあたりをメモしておきます。

adidas UltraBoost Clima レビュー

adidas UltraBoost Climaは、アディダスから発売されたランニングシューズ。ミッドソールにはクッションと反発性を両立したUltraBoost、たアッパーにadidasプライムニットとClima糸を採用することで通気性と快適なフィット感を実現したシューズです。

adidas-ultraboost-clima

UltraBoostフォームを搭載したランニングシューズにもいくつかタイプがありますが、今回レビューしているUltraBoost Climaは、定評のあるクッショニングシステムに通気性を組み合わせた製品ということになります。これに関しては、メリットとデメリットが両方あり。

まずはメリットですが、驚異の涼しさです。クライマといえば、クライマクールやクライマメイトなど、特に通気性を重視するシューズやウェアに冠されることの多いadidasのブランドというか名前です。adidas UltraBoost Climaも高通気性のオープンウィーブニットアッパーや、汗の吸収・発散に優れたClima糸を採用しており、例えば風の強い日にはシューズの中まで風を感じられるレベルに涼しいです。

またプライムニットアッパーがかなり柔らかいので、一応レギュラーフィットの製品として販売されているのですが、そこそこ甲幅の広い筆者の足でも、かなり余裕がありました。カジュアル用途にはいつものサイズ選びで快適でしたが、ランニングをメインに利用するならサイズを一つ落としても良さそうなくらいです。

adidas-ultraboost-clima-side

UltraBoostの快適さ、レスポンスの良さは評判の通りで、最近は厚底なNike Zoom Xのクッショニングシステムが話題をかっさらっていますが、個人的にはカジュアル利用においてadidasのシューズのほうが多くの場合で快適で、またZoom Xに関しては登場したばかりでアスリート向けのカラーウェイが多いような気もしており、カジュアル利用にはまだUltraBoostに手が出るという理由もあったりします。

シュータンからアッパーまで一体型で、かかと部分も少し後ろに突き出ているので、カジュアル利用で足をそのままスリップさせて履くにも便利。ランニング利用においてはあまり関係のないことですが、機能的なタウンシューズとしては今まで履いた靴のなかでも1、2を争う扱い易さで、ここがadidas UltraBoost Climaを常用している理由でもあります。

adidas-ultraboost-clima-shoe-tongue

adidas-ultraboost-clima-heel

ここまで通気性と快適さを高めたランニングシューズということもあって、良いところが多い反面、履いているとデメリットもいくつか見つかります。まずは通気性を極限まで高めているアッパーの構成が、悪天候には不向きです。

例えば足指の上部素材はかなりオープンな設計になっているので、雨が降るとすぐに足に侵入してきます。これが本当に”すぐ”侵入するレベルなので、悪天候時の利用には向きませんし、吸収・発散にすぐれたClima糸を採用しているにしても、びしょぬれになったシューズがすぐに乾くわけもなく、雨、雪の日にはアウトです。

通気性を高めるためか、指の付け根あたりのニット素材は薄いので、親指が当たることで少しずつほつれが見えてきました。もちろんこれは数か月利用してなので特別耐久性が悪いというわけではないのですが、利用用途がランニングで毎日ガンガン履くことを想定するなら、少し不安を覚える部分です。このカラーはレビュー時点で価格が3万円くらいすることもあって、履きつぶし用途にはコスパ面でも少しキツイところがあります。※別カラーは安かったりします

adidas-ultraboost-clima-upper-knit

耐久面はどうしようもないとして、悪天候時の対策としては、アウトドア向けのUltraBoost All Terrainを履いています。このシューズは撥水加工があって小雨程度なら防げますし、また本格アウトドアシューズほどガチガチの設計ではなくランニングシューズぽい履き心地で使える点が良く、さらに価格も安いので併用に重宝しています。晴れの日に近場にいくときはUltraBoost Clima、悪天候や、長期旅行で天候が予想できないときはUltraBoost All Terrainの使い分けです。

最近adidasはBoostクッションをアウトドアラインのTERREXなどにも広げていて(UltraBoost All Terrainに関してはカジュアルアウトドアという感じですが)、好きなクッション技術が様々なタイプのシューズで履けるというのは、個人的にも嬉しいところです。ちなみにアウトソールはClima、All Terrainどちらもコンチネンタルラバーを採用しているので、グリップ・耐久性ともにある程度信頼して問題ないかと。

UltraBoost Climaに話を戻すと、雨など悪天候でのデメリットを除いては、タウン利用にもカジュアルランニングにもおすすめできそうです。完全にこれ一足で運用するのは不向きですが、暑い晴れの日の常用シューズとしては、かなり高い確率で活躍してくれると思います。