Xperia XA Ultra F3213実機レビュー。しばらく使ってみてわかったこと

SONY Mobile Communicationsの「Xperia XA Ultra」実機レビュー。6インチの大画面で3~4万円台で購入できる格安スマホで、日本では正規販売されていませんがExpansysやその他ネットショップで販売しているファブレットです。海外でいうと、以前のXpeira C5 Ultraの後継機といった位置づけです。

サイズが異なるので6.4インチのXperia Z Ultraの乗り換え機という感じではないですが、左右の狭額縁設計、というかベゼルフリー設計のデザインとカメラ性能がオススメの機種で、カメラ機能などもしっかりしているので中華スマホのXiaomi Mi MAXからの乗り換えで購入してみました。今回はF3213という、日本では扱いづらいシングルSIMモデルです。

Xperia XA Ultraは日本でも結構レビューが出ているので、他の人が確認しているレビューはすっ飛ばして、個人的によかった部分、微妙と感じた部分をまとめてみます。

Xperia XA Ultraの実機レビュー。よかったこと

まずはXperia XA Ultra F3213を利用して感じたメリットからまとめてみます。

  • 6インチだけど持ちやすい
  • ディスプレイが綺麗
  • オンスクリーンボタン
  • カメラ性能が良い
  • Mediatek helio P10はゲームをしなければ十分動く

6インチファブレットにもかかわらず、片手で使いやすい

Xiaomi Mi MAXを利用していたのですが、6.44インチで片手で扱いにくいという部分もあって今回Xperia XA Ultraを購入しています。結果的に、自分の手にはしっかりおさまるサイズ感が素晴らしいです。

写真だとサイドにベゼルが若干あるように見えますが、実際は丸みのあるサイドパーツなので左右のベゼルはほぼ0に近いです。デザインとしても秀逸ですし、サイドが広くないので片手で持てます。

6.44インチだとさすがに大きくて若干タブレットを持っているような感じになりますが、6インチ+左右ベゼルフリーのXperia XA Ultraなら感覚的に5.5~5.7インチのファブレットを持っているのとほとんど変わらないかと。しっかり片手におさまる、片手で使えるサイズになっているのは非常に良いですね。

ボタンの配置もすごく良いです。他の機種だと音量ボタンや電源ボタンがサイド上部にあって大きなスマホだと片手で届かないので押しにくかったりするのですが、XA Ultraは右側の中央あたりにボタンが配置してあります。これなら本体が6インチと少し大きくても片手で電源ボタン・音量ボタンに届くので、快適ですね。

6インチ以上のスマートフォンだとどうしても片手操作の部分が犠牲になる機種が多いのですが、そのあたりをXA Ultraはクリアしています。今回の大きな購入ポイントがこの部分だったので、大型スマホをしっかり片手で使いたいという方にはオススメですね。

(ちなみに片手モードもありますが、大きなディスプレイがメリットなのに小さくして片手で使うという意味がわからないの使ってません)

ディスプレイが綺麗

Xperia XA Ultraのディスプレイ解像度は1920×1080(1080p)のフルHDなのですが、6インチでも十分綺麗です。個人的な意見ですが、Xiaomi Mi MAXと比較すると映り込みも少ない気がします。

明るさも十分で、視認性も高いです。普段利用する上で特に気になる点はありません。タッチパネルの操作に関してもいくつか不具合報告がありましたが、全く感じないですね。ベゼルが狭いと余計に大画面に感じます。

オンスクリーンキー/ボタン

これは完全に好みの問題ですが、戻る/ホーム/メニューのボタンが「オンスクリーンキー」になっている点も評価◎。特に大画面モデルだと横にしてゲームや動画を見ることも多いのですが、ディスプレイ外にキーを配置していると誤操作があったりして困ることが。オンスクリーンキーだと動画視聴の際は隠れてくれるので、誤操作がないのは好印象です。

もちろん評価は分かれる部分かと思います。Xiaomi Mi MAXは標準設定でキーの左右を変えたりワンタップ動作を無効したりできますが、オンスクリーンキーに設定は標準でできないのでこの辺りも購入ポイント。

カメラ性能が良い

背面が21MP、フロントが13MPのOISつきとカメラ性能は良いですね。この辺りはミドルレンジの中華スマホ、Xiaomi Mi MAXやRedmi Note 4, Redmi Proと比較してプラスポイントかと思います。

背面はOISがないので結構手ブレしますが、固定して撮影できればかなりシャープです。フロントカメラのセルフィーも綺麗ですね。これらは2017年前半でいうと、2万円台の中華スマホはまだ太刀打ちできないクォリティなのかなと、特にAFの部分。まあでも、Xperia Xのフラグシップシリーズと比較すると雲泥の差です。

もちろん大手メーカーのフラグシップ機、iPhone 7 Plus、Galaxy S7 Edge、LG isai beat LGV34などと比較しても劣るかと思います。ただこれらの機種は6インチではないですし、「6インチ格安スマホのカメラ」でいうならXperia XA Ultraはピカイチではないでしょうか。

追記:明るさ調整しないと超絶白がかる時あり。この辺りはミドルレンジの宿命なのか・・・

普段の利用にはhelio P10で十分

搭載されているプロセッサーはMediaTekのHelio P10。オクタコアCPUでAnTuTu Benchmarkは4~5万点前後のミドルレンジなSoCです。

動作は思いの外快適でした。現在タブレットはNexus 9を利用しているのですが、NVIDIA Tegra K1搭載(が原因なのかは不明ですが)にもかかわらずアプリ起動が遅かったりということがあります。Xperia XA Ultraはそういったことがないので良いですね。

メインメモリも3GB RAMなので、重い3Dゲームをしない限りはSNSも動画視聴も快適です。2016年のスマホなら、リッチなアプリを利用しない限りはこのあたりのSoCで満足する方がほとんどではないでしょうか。

Xperia XA Ultraをレビューして気になったところ

  • シングルSIM版のF3213は対応バンドが日本で微妙
  • (個人的に)nano SIMで困った
  • 電池持ちが普通
  • 16GBモデルはmicroSDカードが必須

シングルSIM版、F3213は対応バンドが残念

Xperia XA Ultraの対応バンドはググっていただくとすぐに調べられると思うのですが、いくつかモデルがあります。

合計5種類(F3211 / F3212 / F3213 / F3215 / F3216)があるのですが、今回購入したのはシングルSIM版のF3213。技適の問題もあるのであえて理論上という前提で書かせていただきますが、F3213を日本で利用する場合はLTEに関してはほぼ全滅です。

F3213のLTEで対応しているのはband 28くらいで、特にNTTドコモ/au/ソフトバンクのメインバンドという感じでもありません。band 1もband 3もband 8もband 19も非対応なので、場所によっては国内だと常時3G(H)になるかと思います。だた電話は普通につながりますし通信も遅ければ普通に使えるので、特に問題ありません。(個人的には対応バンドも調べた上で購入しているので特に問題なしです)。

筆者はいずれカナダへ帰ることも想定して購入したのでF3213の方で安く都合も良かったのですが、国内対応バンドを考えるとF3213はお勧めしません。band 1/3/8あたりに対応している他のデュアルSIMモデルを購入した方が良いですね。

シングルSIMかつNano SIMで困った

今回はシングルSIMモデルなのですが、Xperia XA Ultraはnano SIMです。以前間違えて新しいnanoSIMの方を解約し、古いmicro SIM契約をメインSIMで残すという失態を犯したのですが、microSIMをnano SIMに交換する必要がありました。

C5 Ultra時代から少し低価格のモデルというかシリーズだったのでSIMトレイ噛ませることのできるmicroSIMだろなんて勝手に予想していたのですが、SIMサイズ交換に余計な出費が2000円ほどかかりました。ちゃんと調べておきましょう。

電池持ちが普通、けど、死ぬほど足りないという感じでもない

6インチ+フルHDにしては少し不安なのが、バッテリー容量が2700mAhとファブレットにしては少し物足りない部分。実際に使ってみると、筆者の生活サイクルでいうと、動画やTwitterを時々見たりする感じで「朝8時に起床(100%) > 午後4時くらいに0%」になりました。

スクリーンONの時間帯が多いですが、2700mAh+6インチ+フルHDの仕様にしてはかなり頑張っている電池持ちかと思います。待機中は電池の減りが遅いので日中仕事でスマホを使わない方はモバイルバッテリーも必要なさそうです。

だだし絶対的にバッテリー容量が足りないので、朝から夕方までちょいちょいスマホを利用する方はスタミナモード利用やモバイルバッテリー持参を考えておいた方が良いでしょう。

個人的には10000mAhのXiaomi Mi Power bank 2を持ち運んでいるので、あまり関係ないというか気にならないです。追記:Marshmallowだけど待機時消費も結構早いみたい。メイン機として使うにはモバイルバッテリー確実に必要です。

16GBモデルじゃmicroSDカードが必須

今回購入したモデルはストレージが16GB(他のもあるかは不明、SONグロ版公式サイトには16GBしか記載なし)なのですが、初期の状態で8GB~9GBしか使えません。なので保存容量はかなり少なく、ゲームアプリなんてインストールしている場合じゃありません。

カメラ性能がそこそこ良いですし動作も快適なのでメインスマホになりそうなのですが、このストレージが足りない部分はかなり残念。せめて32GB・・・。

ただSONY MCということで(?)、microSDカードスロットに対応しています。16GBモデルでカメラ・動画撮影をよく使う方、アプリをよくインストールする方は必須でしょうね、microSDカード。

SONY Xperia XA Ultraは、良い

技適に始まり電池持ちや内部ストレージ容量といった気になる点を考慮しても、6インチ+左右ベゼルレスのXA Ultraは使いやすいですね。特に両手ではなくしっかり片手でホールドできるサイズ感がよく、ブランドもSONY Mobile Communicationsなので色々安心できる部分はあります。

SONYの集中戦略はあれですが、C5 UltraやXA Ultraは日本でも発売して良かったんじゃないかな。J1 Compactよりも十分価値ありと思うんですけどね。でも、そしたら上位機種のXやXZが売れなくなるってことなのだろうか・・・。全体的には6インチの格安スマホが欲しい方には、良い選択肢かと思います。

購入:Xperia XA Ultra – Amazon.co.jp


番外編:NILLKINのケースとフィルムも買ってみました。意外に良かったです。

NillkinのXperia XA Ultraのケース+保護フィルムを買ってみた