SONY MDR-1000Xのレビュー。これは良いぞ【ノイズキャンセリングヘッドフォン】

結構前にアクティブノイズキャンセリングが付きながらも音がなかなか良いというヘッドフォン「SONY MDR-1000X」を購入してましたので、しばらく使ってみてレビューでもしてみようかと思います。(2017年は結構ものを買っているにもかかわらず簡易レビューすらもできていないガジェットが多いです・・・)

結果からいうと、価格は結構高いが、どちらつかずのゼンハイザーPXC 550はおいておいて、BOSE QC35より総合力は高いなあと感じる部分もあったのでメモしておきます。



SONY MDR-1000X レビュー (ANC有ワイヤレスヘッドフォン)

QC30を持っているので特に必要ないといえばないのですが、あまりにANC付きのヘッドフォンとしては評判が良くて気になるモデルだったので、購入してみました、「SONY MDR-1000X」。

発売してから「ANCの効きが良いのに、ワイヤレスで音質もそこそこ良い」という評価が多く、まあどんなもんかということでしばらく試したところ「ああ、そうですね」という感じです。多分QC35よりは音質もよく、それでいてアクティブノイズキャンセリングの効き具合もQC35に迫る勢いを感じます。

ノイズキャンセリングに関してはどちらが優れているというか、どちらもヘッドフォンとしては最上級クラスのノイズキャンセリング性能を持っているかと思います。今もホステルの本来はうるさいロビーでレビューを書いていますが、音楽をならせば外部の音はほとんど聞こえないですね。優秀です。

ANCなので外部音をマイクで拾っていると思うのですが、ヘッドフォンなのでどうしても風切り音が、風の強い日には聞こえるのはまあしょうがないような気が。これはQC35もあったので、許容範囲。

微妙だった点もいくつか紹介しましょう。まずは、イヤーパッドが吸い付きすぎ。オーバル型でありオーバーイヤー型なので装着自体は側圧が気になることもなく快適ですが、イヤーパッドが頭に密着(吸着)するので、夏の時期はエアコン全開の場所で利用しないと厳しいかもしれないというのが率直な感想です。ただこの部分でパッシブのNC効果が働いているはずなので、簡単に否定できない部分ではあるのですが。

汗をかくとその吸着している耳周りが気になりますし、たぶん全体の装着感とか快適さをANCなしでいうならQC35のほうが優秀に感じます。

あと、ヘッドフォン本体が少し大きいような気がします。比較的軽いので長時間つけても問題はないのですが、QC35よりも大きい感じがする。高級モデルという感じはしますが、もう少しシャープなデザインとサイズであってほしかった。

サイドに手のひらをかぶせることで外の音が聞こえる「クイッアテンションモード」は結構便利。特に筆者は知らない土地に行くことが多いので、電車のアナウンスなどが聞こえないと結構乗り過ごします。じゃあヘッドフォンをそこで使うなよ、とも思われそうですが、知らない言語を騒音と聞き続けているとストレスがたまったりはするので、このモードはとにかく便利。

一つ下のランクとなるANC搭載機100ABNも利用したことがありますが、タッチでの直感操作ができるなど、音質やANC性能だけでない変化も多いです。今更ですが、MDR100ABNに無駄にお金を落としたなと後悔しております。それくらい100ABNからは差を感じる性能です。

当然ながら、アクティブノイズキャンセリングの利用を前提に購入するなら、の話です。NCがいらないなら、お金が勿体ないので購入しないほうが良いですね。

ちなみに今回購入したのはベージュっぽい色のモデルですが、色は結構気に入ってます。最近黒系よりも明るい色のヘッドフォンがあればそちらを購入することも多く、このクラスの価格帯までならこういったカラーもたまにあるので、ヨーロッパ出身の方に試してもらったりして、フォルムは結構いけてると思いますね。

音質について

LDAC対応のDAPを持っていないのでこちらのレビューをできないのは申し訳ないのですが、S-Master HX、DSEE HX、そしてチューニングの面もあってか、ワイヤレス+ANCとは思えない音質に感じます。

一応音質モード切替も試してみましたが、バランスが良い。ANCあっての評価で個人的にNCは「音量を小さくして楽しめる」のがメリットと思っているので有線接続のみの高級イヤホンと比較すると例えば低域の沈み込み高域の伸びとかそういった部分はまた別の話になってくるのですが、ノイズキャンセリング機能の利用をメインとしたワイヤレスのヘッドフォンではNo1と個人的には思うところがありまして…。ただ、個人の感じ方にはよるので、一度店舗で試すのが良いでしょう。

QC35とMDR-1000Xを比較してみて

BOSE qc35

  • 快適さとANC性能に特化

SONY MDR-1000X

  • BOSE QC35レベルのANCに加えて、音質も良い

装着感だとかサイズだとか、総合的に外で使いやすいのはQC35な気がします。ただ以前QC35は1回片側からノイズ発生で交換、2回目はパーツ破損で交換というもろさというかしょぼさも感じたので、そういったチープな感じがないのはSONYがMDR 1000Xでガチと言われるあれで、そして評価が高い理由かと。

装着感の点でデメリットは言いましたが、ヘッドフォン全体でみると良い装着感なほうかと思います。ANCの性能が同等に感じるので、個人的には総合力でMDR1000Xを選ぶでしょうね。

QC30も持っているのであれですが。やはりNCのパワーはヘッドフォンのほうが感じるのですよね。そうなると、MDR1000X以上にANCが向上する必要性も特に感じないですし、夏は作業用にQC30、室内で冷房が入っているところではワイヤレス+ANCながら音質もなかなか良いSONY MDR-1000Xが外部の音を遮断するには最強な組み合わせかなと思います。

QC35も良かったのですが、全体のバランスと支払う金額の大きさも考えると、個人的にはSONY MDR-1000Xをおすすめするでしょう。2017年も後半になってもう少し涼しくなれば、もう少し出番が増えそうかなあ…。

購入:SONY MDR-1000X