【レビュー】Bowers & Wilkins P7、重心低めの密閉型ヘッドフォンを聴く

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最近使うことが多くなった「Bowers & Wilkins P7」(B&W P7)、密閉型ヘッドフォンのレビューをしてみようと思います。音場広めで低域に少し重心をおいたウォームサウンドを鳴らし、かつ解像度もそこそこに高めで人気の高さもデザインと共に納得なのですが、良いところ悪いところ、両方メモしておきます。



Bowers & Wilkins P7 レビュー

今回レビューするのは、B&WブランドのP7というヘッドフォンです。オーバーヘッドの密閉型、1.2mケーブル、インピーダンスが22Ωとなっており、基本的にはポータブルヘッドフォンですね。

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まず注目しておきたいのがそのデザイン。両サイドにBowers & Wilkinsの文字が入っており、ヘッドバンドからアームにかけて曲線でデザインされたメタルパーツが映えます。ブラック×メタルなので、どんなファッションとも合わせやすいかと。

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オンイヤーヘッドフォンと紹介されているところもあるようですが、基本的にはオーバーイヤーというか、アラウンドイヤーですっぽり包んでくれるイヤーパッドの長方形構造になっています。

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イヤーパッドはマグネットで固定されており、開けることも可能。実はアップグレードケーブルが発売されていたりと、リケーブルが可能なのも本機の特徴ですね。

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キャリングケースも付属。B&W P7は折りたたみも可能なので、そこそこコンパクトに持ち運びができるようポータブル性も考慮して設計されています。

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機種Bowers & Wilkins P7
ブランドB&W
ドライバー2×Ø40mm
インピーダンス22 Ω
周波数レンジ10Hz ~ 20kHz
全高調波歪10mW時 0.3%以上(1KHz)
感度111dB/V (1kHz
最大出力50mW
入力・3.5mmステレオ・ミニ・ジャック (ケーブル側)
・2.5mmミニ・ジャック (ヘッドフォン側)
ケーブル1.2m
重量290g

低域が豊富、音場も密閉型としては広め

音質チェックですが、聞いて一発、低音の量感があります。情報量もそこそこ多いですが全体的に温かめのサウンドを鳴らしてくれるので、長時間のリスニングは快適なヘッドフォン。逆にカッチカチの上も下も鳴らすような感じではなく中低域に重心をおいたモデルではあるかと思うので、んーとにかく上の解像度を求めている方、モニター系が好きで味付けを好まない方なんかは合わないかもですね。

音場もクローズド(密閉型)のヘッドフォンとしてはかなり広めで、重心の低い温かめの低域を合わせて、アコースティック色の強い曲も聴きやすいです。ただし音場の広さだけでいうと、正直さらに上位モデルのB&W P9の方が圧倒的に、上。まあ、同じブランド内の密閉型ということで比較すると、どうしても価格の高い方が音の作り方もやはり高級機という感じはします。

B&W P7に話を戻すと、先ほど言ったようにアコースティック系はよくてジャズ、ボサノバなど特に良いような気がしていますが、中域がしっかりしてるので、ポップ曲や最近のR&Bも全然いけますね。

音漏れが少なく、遮音性も良いです。長方形のイヤーパッドを採用していますが、意外とこれが快適。利用していたDENON AH-MM400よりも装着は個人的に快適に感じます。上流も用意できればなお良いかもしれませんが、スマホでも鳴らせるポータブル機ではあるので、この価格帯ですしカジュアルに外出用で使うがベストな気がします。

音だけだと4万円は高い気もするも、デザインも含めるとチョイスとしては良いかも

「音だけ」でいうと、利用環境によっては色々選択肢があると思います。例えば、もう密閉型に関してはBowers & Wilkins P9とかなりの差が付いているかと。まあここは価格の違いがあるので当然ですが。

また音場の広さだけを求めるなら、環境によっては同じ値段でもう少し綺麗な音を鳴らすヘッドフォンは買えるかなとは感じたところで、というのも、音場広めで中低域に重心をおいて鳴らしているせいか、少しボワっとなる部分もあります。

外出先に持ち運んで利用するポータブル用途としてなら、P7もかなり良い選択肢ではあるかと思います。ただ、例えば自宅でしか利用しないのなら、解像度に加えて抜けの良い開放型のヘッドフォンが、選択肢としてはベターなのかなという気がします。もう少し価格の安いAKG / ゼンハイザーあたりのオープン型なら、低域もそれなりにありますし、良いんじゃないですかね。もしあなたが開放型+少し暖かめのサウンドが好きであれば、の話ですが。

逆にP7と真逆でカチッとしたモニターライクな、元気の良さを抑えたモデルが欲しいなら、ベイヤーダイナミックだとか。…何が言いたいかというと、B&W P7を購入する人はそのデザインも好きな人がほとんどじゃないかと思っていて、基本的にはポータブルのヘッドフォンだよ、ということ。また自宅利用なら、デザイン度外視でもっと楽な解像度の高いヘッドフォンは探せばいくらでもありそうだよね、ということです。

とにかく、P7に関しては重心低めのウォームサウンド、音場も広いですが、元気の良さもあります。この価格で納得できれば買うべきだろうし、価格が許せば音だけならP9の方が良いと個人的には思いますし、またもしこのヘッドフォンを視聴してこもってると感じた方はおそらく真逆のモデルを求めている可能性もあるので、抜けの良い開放型で同じ予算で探したりするのが良いでしょうね。

B&W P7をレビューしてみて所感を

デザインが好きで、重心低めのウォームサウンドが好きで、密閉型だけど音場広めが好き」ならGOサインを出したいヘッドフォンです。当然さらに上位のP9もありますが約10万円でなかなか手を出しにくかったりはするので、約半額以下のP7は密閉型のこの価格帯のヘッドフォンとしては選択肢に入れておいて損はないかと思います。

個人的には、ゼンハイザーの密閉型ヘッドフォンのような温かみがあり、DENON AH-MM400ほど元気はないけど同じように重心は少し低めなので、この辺りのヘッドフォンに+感覚的な広さが追加されている印象ですね。

…結構前に買ってさっぱりレビューをするのを忘れていた機種なのですが、「最近外出するときはP7ばかり使ってるな」と思って、せっかくなので、メモしておきました。ポータブル環境なら結構良いヘッドフォンですよ、購入は以下のページから。

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